2000年に京都大学卒業。米California Institute of Technologyなどを経て2015年まで英University of Sussex准教授を務める。2015年にアラヤを創業。(写真:加藤 康) 我々は、意識を人工的に作り出すことを目標に研究開発を進めています。「怪しいことをやっているな」と見られることも多いですが、地道に取り組んでいるという印象を持ってもらえる方が最近増えてきました。 意識に関して、大きく2つの研究開発をしています。1つは、意識の機能に着目して、それを再現しようというものです。いわゆる強化学習の発展形といえる技術を開発しており、ロボットの制御の最適化に使おうとしています。もう1つは、生物や機械に意識があることを証明する研究です。米University of Wisconsin, Madison校教授のGiulio Tononi氏らが提唱する「統