印刷 【動画】アンドロイドと対話長屋のカフェで人と対話する女性アンドロイド(左)=16日午後、大阪市中央区、伊藤恵里奈撮影 アンドロイドは社会に溶け込めるか――。国際電気通信基礎技術研究所(ATR)と大阪大は16日、大阪市中央区のカフェで、実在の女性そっくりの遠隔操作型ロボット「ジェミノイドF」に接客させて、その反応を調べる実験をした。 このアンドロイドは20代後半の女性をモデルにつくられ、昨年4月に発表された。あだ名は「ふみこ」。役者がカメラを見ながら操作する。役者が話すと発音に合わせ口が動き、左右の首振りなど頭の動きも伝わる。立ったり、手足を動かしたりする機能はない。 店の隅に座ったふみこが客に飲み物の希望を聞き、会話もかわした。女性客に「年は?」と聞かれると、「1歳半ぐらいです。あなたは?」と問い返した。イベントと知らなかった小学生は「びっくりした。ちょっとだけこわい」。ふみこ