2週間前のIPv6テストが比較的円滑に推移したことに安心して、一部のウェブサイトは次世代インターネット技術のIPv6環境でサーバを稼働させ続けている。 そして、超満員のインターネットにとって、それは良い知らせである。「World IPv6 Day」と呼ばれた同テストの結果は、テスト参加を見合わせたウェブサイトによるIPv6へのアップグレードの実施を後押しするかもしれない。 同テストでは、複数の組織が自らのサーバをIPv6接続に対応させたと発表した。つまり、IPv6を使ったインターネット接続が可能なユーザーは、通常のIPv4版ではなくIPv6版のサーバにアクセスするようになっていた。 ネットワーク機器を手がけるJuniper Networksのソフトウェアエンジニアリング担当ディレクターで、かつてComcastとSun MicrosystemsでIPv6担当のリーダーを務めた経験も持つAla
IPv4の枯渇問題が現実化するなか、Internet Societyの呼びかけに応じた各国のネットサービス事業者らが6月8日午前9時から24時間にわたって、IPv6のトライアルを実施する。期間中、トライアル参加企業のサービスがIPv6対応となるため、一部環境では障害が発生することも確認されている。 この取り組みは「World IPv6 Day」と呼ばれる。Google、Facebook、Yahoo!などのネットサービス事業者、Akamai、Limelight NetworksなどのCDN事業者、ITベンダーなどが参加。日本からはNECビッグローブ、NTTコミュニケーションズ、ヤフーらが参加する。 Yahoo! JAPANはトップページをIPv6に対応させるが、期間中に「全体の約0.2%前後」のユーザーがトップページを閲覧できなくなるとみている。その際、「アクセスできない」「表示されるまでに
IPv4アドレス枯渇の日を前に WebプログラマのためのIPv6入門 おがわ あきみち 2011/1/31 IPv4アドレスが枯渇の日を迎えます。この記事では、これまでこの問題にあまり縁のなかったWebプログラマ向けに、IPv4アドレス枯渇とIPv6移行にともない生じる課題について説明します。 迫るIPv4枯渇の日 間もなく、IPv4アドレスが枯渇の日を迎えようとしています。これまで拡大を続けてきたインターネットも、1つの節目を迎えます。 IPv4アドレス枯渇とIPv6への移行は、ネットワークとしてのインターネットに直接関わっているインフラ系エンジニアには非常に身近な話題でしょう。しかし、その他のIT系エンジニアにとっては、あまり実感が持てない問題だと思います。 そこで今回は、Webプログラマの皆さん向けに、IPv4アドレス枯渇とIPv6への移行とは何なのか、どんな課題が生じるのかを紹介し
以前から指摘されてきたように、いよいよIPv4アドレスの枯渇が現実のものになりそうだ。 IPアドレスを管理する組織「IANA」(Internet Assigned Numbers Authority)が、その下部組織である「ARIN」「RIPE NCC」「APNIC」「LACNIC」「AfriNIC」といった地域インターネットレジストリ(Regional Internet Registry:RIR)に割り振っているIPアドレスの在庫が無くなり、新たな割り振りができなくなることを「IPv4アドレス枯渇問題」とされてきた。 簡単にいえば、新規に割り当てるIPアドレスがなくなるということは、新規にサーバや端末などをネットワークに追加できなくなることを意味し、新しいユーザーがインターネットに接続できなくなったり、サーバを新規で運用することができなくなったりするわけだ。 IANAの在庫は残り5ブロッ
インターネットの土台「IPアドレス」の日本の管理団体「日本ネットワークインフォメーションセンター」は1日、国際管理団体「ICANN」(米カリフォルニア州)が管理していた最後のアドレス在庫が、アジア太平洋地域の管理団体「APNIC」に分配されたと発表した。これで中央は在庫切れとなり、APNICなど世界に五つある地域管理団体の在庫も今年後半には底をつくと見られる。 一方でインターネット利用者は世界的に急増しているため、アドレス数を増やした次世代規格への移行作業が進められている。 30年前に規格化された現行のIPアドレス「IPv4」は全部で約43億個ある。これを256のブロックに分けてICANNが管理、分配している。これまで七つのブロックが残っていたが、最後の五つは地域管理団体に均等配分される取り決めになっているため、残る在庫は二つだけだった。これが日本時間の1日、APNICに分配された。残
FacebookやGoogleといったインターネット上で最も人気の高いいくつかのドメインが2011年夏、新しいインターネットプロトコルであるIPv6への移行のための準備として、主要なサービスを24時間IPv6対応にするテストを実施する予定だと、非営利団体のInternet Society(ISOC)は述べた。 ISOCは英国時間1月13日、Facebook、Google、および米Yahooが6月8日、コンテンツ配信ネットワークのAkamaiとLimelightと共同で、自社の主要なウェブサイトにおけるサービスのパフォーマンスをテストすると述べた。 Googleは、IPv6のみに対応するサイトを2008年から提供しているが、同社の主要なドメインであるGoogle.comとYouTube.comへのすべての訪問者に対し、IPv6対応にするのはこれが初めてとなる。 ISOCの最高インターネット技
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