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ブックマーク / comemo.nikkei.com (9)

  • この17年間で電通の内勤に起こっていたこと(私見)。|小島 雄一郎

    営業職を3年間。その他の職種を14年間。 合計17年間、広告会社の電通で働いて、昨年12月からは酒屋の経営をしている。 そんな転職の経緯は以前も書いたので、今日は17年間の電通生活について書いてみようと思う。 テーマは「内勤」。 電通の内勤とは、外に出て広告主と折衝する営業以外の、社内でデスクワークをする職種のことを指す。パッと思いつくのは「クリエーター」や「プランナー」と呼ばれる界隈の人たちのことだ。 この17年間で、内勤は凄まじく変化した。 私も何度肩書きが変わったか思い出せない。実はこの職種や肩書きの変化は、業界の変化と大きく携わっていた。 これらの変化を、例によってパワポで解説してみる。 今日はそんな話。(読了まで約5分) ◾️電通の人=メディアの人まずは私が入社した2007年を振り返ってみようと思う。 まだ「4マス」という概念が存在していた頃だ。4マスとは、4大マスメディアの略称

    この17年間で電通の内勤に起こっていたこと(私見)。|小島 雄一郎
  • 「書籍が買われる構造」を約10000文字かけて定量/定性で分析したので出版社・書店関係者に届いて欲しい|松本健太郎

    出版社にとっても屋大賞は、芥川賞や直木賞よりも欲しい賞だといわれる。「店頭で開くお祭りにみんなで参加してもらう感覚。書店がフェアを大きく展開するので、ノミネートだけでの売り上げが大きく伸びる」。屋大賞実行委員会理事長で「の雑誌」編集発行人の浜茂氏はそう話す。 なぜこの賞がこれほどの存在感を持つようになったのか。スタートは2004年。選考委員が協議して決める従来の文学賞と異なり、書店員による投票方式を取り入れた。書店員が「いちばん売りたい」を選ぶという同賞のコンセプトは、偉い選考委員のお墨付きより、等身大のお薦めを求める今の読者のニーズにぴたりとはまったのだ。 「の賞」なぜ活況 「お墨付き」より「お薦め」の時代 筆者はこれまでビジネス書16冊を執筆する機会に恵まれ、フアンからの応援もあって、紙・電子合わせて約10万部の実績を残すことが出来ました。厚く御礼申し上げます。 ただ、お

    「書籍が買われる構造」を約10000文字かけて定量/定性で分析したので出版社・書店関係者に届いて欲しい|松本健太郎
  • モヤッとする翌日、東京オリンピック2020開会式が露呈したもの、僕たちはそれらを噛み締めて前を向いていかないといけない|安川新一郎 BRAIN WORKOUT〜人工知能(AI)と共存するための人間知性(HI)の鍛え方〜

    モヤッとする翌日、東京オリンピック2020開会式が露呈したもの、僕たちはそれらを噛み締めて前を向いていかないといけない 「とにかく始まったんだから、純粋にアスリートのパフォーマンスを楽しんで勇気をもらおうよ」「現場で汗をかいて頑張って開催にこぎつけた人達を今批判してどうするの?」 その気持ちは、僕の中にもあり、書く手が止まる。ネット情報も錯綜する中、オリンピックや政権批判を書く事に、炎上や偉い人を怒らせるリスクこそあれ、何のメリットもない。 でも、今ここで、今回の一連のオリンピック大会準備が露呈したことを総括しておくことは、大切なことだと思う。今日しかかけない、競技が格的に始まる前に、今日日人に読んでもらうべきことを書こうと思う。それは、 今回の開会式が世界に発信した「日」とは一体なんだったのだろうか。 ということだ。 ビジョンがない、世界へのメッセージがない日2016年夏のリオデ

    モヤッとする翌日、東京オリンピック2020開会式が露呈したもの、僕たちはそれらを噛み締めて前を向いていかないといけない|安川新一郎 BRAIN WORKOUT〜人工知能(AI)と共存するための人間知性(HI)の鍛え方〜
  • まもなくはわれわれが直面するかもしれない武力衝突について考えてみた|細谷雄一|国際政治学者

    「空母いぶき」という映画をご覧になりましたか? 西島秀俊さん、佐々木蔵之介さん、田翼さんらが出演した、2019年5月公開の映画です。尖閣諸島が、中国人民解放軍海軍北海艦隊により侵攻されて、占領されるという、現実にありえそうな内容の軍事情勢を扱った、かわぐちかいじ作の漫画を原作とする実写映画です。 ただし、あまりにも政治的にセンシティブで、しかも日中関係が少しばかり改善に向かっていた時期でしたので、漫画の中での中国を、架空の国家共同体「東亜連邦」の名称に変更して、また尖閣諸島を「初島」という架空の島嶼名に変えています。それにより、ちょっと観ていてわかりにくく、緊張感が薄れてしまうデメリットもあり、映画作品それ自体としては一部の専門家から批判を受けているようです。やむをえなかったのでしょうね。 ただし、映像が圧倒的です。こちらの、映画作品のウェブサイトで是非、宣伝用の短いトレーラー動画をご覧

    まもなくはわれわれが直面するかもしれない武力衝突について考えてみた|細谷雄一|国際政治学者
    doycuesalgoza
    doycuesalgoza 2021/02/19
    誤変換ありました “海保と海事の船舶は”→海保と海自の船舶は
  • GitHubでの業務ソースコード流出 背景にIT業界の二極化と多重下請け構造|楠 正憲(デジタル庁統括官)

    45歳のプログラマーの男が仕事で書いたコードを年収判定のためGitHubに上げて、複数企業の業務で使われていたコードの一部が流出した。GitHub来、公開して構わないオープンソース等のコードを共有する場で、年収判定サイトは、コミュニティでの活動を評価に結びつけようというコンセプトだった。しかし男は業務として開発した商業機密として保護すべき顧客のソースコードを不当に持ち出して、自分の年収を判定してもらうために丸ごと公開してしまった。 GAFAはじめネット企業を中心に、自社サービスを構成する部品で汎用的に使えるコードをGitHubなどを通じてオープンソースとして公開する動きが広がっている。一方で伝統的なシステム開発では、ソースコードは委託した業務の重要な成果物、秘匿すべき商業機密として組織内で管理することが一般的で、開発環境からはGitHubなどのサイトにアクセスできないよう遮断している場

    GitHubでの業務ソースコード流出 背景にIT業界の二極化と多重下請け構造|楠 正憲(デジタル庁統括官)
  • 9月1日、悼む人々と「日本語分かっていただけましたか」という言葉|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

    9月1日、毎年、墨田区横網町公園で行われている「関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する式典」に伺った。 朝鮮半島や中国にルーツを持つ方々が当時、命を奪われたのは「自然災害」による死と大きく異なる。市井の人々だけではなく、警察などの公権力も「朝鮮人が暴動を起こしている」「井戸に毒を入れた」「放火した」などのデマに流されたことで、虐殺が起きたことが指摘されている。だからこそ公人が、繰り返さないための意思を示す必要がある。小池都知事が追悼文を送っていない問題については、以前にもnoteにも書いている。 (韓国伝統舞踏家 石香 金順子さんによる鎮魂の舞) この追悼集会と同じ敷地で、今年も「そよ風」が集会を開いた。昨年9月に開いた同団体の集会での発言が、東京都の人権尊重条例に基づく「ヘイトスピーチ」に認定されたものの、今年も公園の使用は許可された。 このことについては、また後日しっかり掘り下げ

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  • 「ひろしまタイムライン」と、「剥き出しの言葉」|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

    【1945年8月20日】 「俺たちは戦勝国民だ!敗戦国は出て行け!」 圧倒的な威力と迫力。 怒鳴りながら超満員の列車の窓という窓を叩き割っていく そして、なんと座っていた先客を放り出し、割れた窓から仲間の全員がなだれ込んできた!#ひろしまタイムライン#もし75年前にSNSがあったら — シュン@ひろしまタイムライン (@nhk_1945shun) August 19, 2020 もちろん当時、朝鮮半島出身の人々に対してどんな差別があったかを知ること自体は、必要なことだと思う。なぜならそうした差別の構造は、残念ながら現代に引き継がれてしまっているからだ。現に、「朝鮮人」という大きな主語でくくられたこのツイートが独り歩きし、「朝鮮人は当時から野蛮だ」「だから排除しなければならない」というような言葉も波紋のように広がっているのが散見される。 だからこそ、ここで必要なのは「剥き出しの言葉」をそのま

    「ひろしまタイムライン」と、「剥き出しの言葉」|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
  • 7Payの失態で露呈した本当は怖いIDの話|楠 正憲(デジタル庁統括官)

    セブンイレブンのQR決済「7Pay」がリリース翌日から大規模な不正アクセスの被害を受け、少なくとも約900人が、計約5500万円の被害を受けた。原因は杜撰なIDの設計にあり、被害者はいずれもIDを乗っ取られて、クレジットカードから不正にチャージされた。 自分の設定したIDとパスワードを入力して、どちらも正しい場合にログインできる仕組みは1960年代前半に発明されて以来、今もインターネット上で最も広く利用されている。GAFAはじめYahoo!楽天といった大手企業が今も使っていることから、十分に安全と思われがちだ。 ところが実際のところ特にここ数年は非常に激しい攻撃に晒されており、血の滲むような努力と不断の改善によって維持されている。利用者は自分が入力したIDとパスワードしか意識しないけれども、その裏では端末環境の特徴やアクセス元のIPアドレスや位置情報、同時に利用している他の端末など、実に

    7Payの失態で露呈した本当は怖いIDの話|楠 正憲(デジタル庁統括官)
  • 日本のアート市場が揺らいだ、歴史的瞬間|池田真優(現代芸術家)

    12月5日〜16日、12日間に及ぶ現代アーティストの小松美羽さんの個展「大和力を、世界へ。」が日橋三越店にて開催された。 シンガポール、香港、台湾中国、タイ、フランスやアメリカから、多くのアートコレクターが日に訪れた。日の美術館の理事長や館長が来店したのみならず、北京の現代アートで有名な美術館の副館長やニューヨークタイムスの記者までも来日した。 個展が始まり、僅か2日でほぼ完売した。来場者数は約3万人。 そして、展覧会の売り上げは3億を大幅に超え、上客からは外商に買えなかったとクレームが出たほどだ。これはバブル期の日画・平山郁夫展に次ぐ、日橋三越の記録となった。 今まで、百貨店では現代アートが取り扱われていることがあまり知られていなかったが、小松美羽さんの展覧会は百貨店らしからぬ異様な空気を感じた。 そこで今回は、小松美羽さんの総合アートプロデューサーを務める高橋紀成さんに日

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