【寄稿】 研修の質を保ち,いかに時間外労働を減らすか チーフレジデント主体で実践する研修医の働き方改革 長崎 一哉(筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター水戸協同病院 総合診療科 近年,研修医の過度な時間外労働は重大な社会問題と認識されており,医療機関に対し労働基準監督署が是正勧告を行うなどの報道が相次いでいます。一方で,病院や研修環境は多様であり,勤務時間の単純な制限やカンファレンス,レクチャーなどの削減は現場の不満や教育的な不安が起こり得ます。 そこで当院では,研修医に近い立場にある卒後5年目のチーフレジデントが中心となり,研修医の時間外労働の削減を実践してきました。本稿では,研修医の勤務環境の現状と課題を踏まえ,当院で実施した働き方改革の試みを紹介します。その上で,チーフレジデントの意義や今後期待される役割についてもお伝えしたいと思います。 組織の自主的な改善が不可欠に 201
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