くるりがニューシングル「三日月」をリリースする。この曲はNHK時代劇「浪花の華〜緒方洪庵事件帳〜」の主題歌として書き下ろされたナンバー。カップリングにはライブでも好評の新曲「かごの中のジョニー」と、BO GUMBOSのカバー「夢の中」を収録し、くるりならではの世界観を作り出している。 今回ナタリーでは岸田繁と佐藤征史の2人に初インタビューを敢行。「三日月」についてはもちろん、くるりにとってシングルとは何なのか、音楽配信をどう捉えているのか、といったディープな話題までざっくばらんに聞いてみた。 取材・文/大山卓也 インタビュー撮影/平沼久奈 ──まずは今回のシングル「三日月」をリリースすることになった経緯から聞かせてください。 岸田 去年の夏頃にですね、NHKさんの方から、時代劇のドラマをやるので主題歌を作ってほしいと言われまして、大阪のスタッフの方が東京まで来てくれはって。時代劇というもん