関連トピックスオリンピック 【第3日、柔道男子66キロ級 準々決勝】 旗判定はなぜ覆ったのか。国際ルールによると、試合では主審と副審2人の3人の審判に対し、競技を中断するなどの競技全般について権限を持つジュリー(審判委員)がいる。微妙な判定では、このジュリーに競技中断などの権限が与えられており、ビデオを参考にすることもできる。 この試合では延長戦で主審が海老沼の技を「有効」と判断したが、ジュリーの指摘で取り消された場面があった。国際柔道連盟のバルコス審判理事は、「あの海老沼の技は有効に近かった。そのため、3人のジュリーが3人とも海老沼の勝ちだと判断し、判定をくつがえすよう審判に伝えた。審判はミスをするものだ」と説明した。ロス五輪金メダリストの山下泰裕氏は「普通は旗判定がくつがえることはないが、今回は明らかな審判のミスだった。ジュリーが国際連盟会長に相談して判断したようだ」と語った。 関