東芝が赤字が続くテレビ事業の収益改善に向け、テレビの自社生産からの撤退を検討していることが3日分かった。インドネシア工場とエジプトの合弁工場を売却する方向で、海外企業と交渉している。4月までの合意を目指す。 東芝は先月29日、海外のテレビ事業について、自社による開発と販売を3月から順次終了すると発表。高画質の「4K」など高級品の需要が期待できる国内販売に専念する方針を明らかにしていた。 東芝は既にテレビ生産の大半を海外メーカーに委託している。自社生産からの撤退後も国内向けに開発を続けるが、生産はすべて他社に委託する。