米アドビシステムズの日本法人は6月29日、Flash技術を使ったリッチクライアントの開発・実行環境「Adobe Flex2」の価格を発表し、製品版の販売を開始した。プロトタイプ開発などに必要な最低限の開発・実行環境は無償にすることで、Flex2の開発者育成と市場への浸透を加速したい考えだ。 無償提供するのは、コンパイラとクラス・ライブラリなどを持つ「Flex2 SDK」と、データ統合やアプリケーション間通信を司る「Flex Data Service2」のExpress版。実行環境は、同じく無償提供されている「Flash Player9」である。ECMAスクリプトに準拠した独自のスクリプト言語「ActionScript3」を使いアプリケーションを開発するほか、APIを介してAjaxで開発したアプリケーションとの連携もできる。Flex Data Service2は、基幹システムなどとのデータ交