ゲームのプラスの側面を実証したい――「暴力性が高まる」「中毒になる」など、マイナス面ばかりが強調されがちなオンラインゲームだが、上手に使えば教育に役立つのではないか。高校の授業にMMORPGを取り入れ、教育効果を測る実験が始まる。 2月28日から2日間開かれる「アジア オンラインゲーム カンファレンス2005」(主催:ブロードバンド推進協議会)のセッション「オンラインゲーム研究の新地平を切り拓く」で、MMORPGの教育効果をはかる実験が紹介される。 東京大学やコーエーなどが協力し、日韓共同で行う。オンラインゲームに、学習意欲やコミュニケーション能力を高める効果を仮定し、教育ツールとしての利用価値を探る。「中毒になる」「暴力性が高まる」といったマイナスイメージに対抗できる効果を実証したい考えだ。 実験は、公立・私立の高校の協力を得て実施する。「情報」の授業で歴史物のオンラインゲームをプレイし