東京商工リサーチが2024年1〜2月における「人手不足」関連倒産の状況を発表。新型コロナの鎮静化による業界の活性化やインバウンド需要の回復により、サービス業などを中心に人手不足に陥っている企業の倒産が増えていることが分かった。 【こちらも】新型コロナ関連の経営破綻、2月は244件 年明けから横ばい傾向 ■毎月10件超えの高い倒産ペースが続く 22日、東京商工リサーチが2024年1〜2月における「人手不足」関連倒産の状況を発表した。1月と2月に発生した人手不足に関連する倒産件数はともに12件となり、2023年2月以降13カ月連続で10件超えの高い水準での倒産件数が続いている。 また2023年度(23年4月〜24年2月)の累計倒産件数は150件となり、前年度同期比約2.2倍に大きく増加。これまで年度別で最多だったのは2019年度の160件。23年度は月平均13.6件であることから、年度ベースで