20年も生産され続けていたファミコン 2003年9月。レトロゲームファンにとって、衝撃的なニュースが流れました。それは、発売から20周年を迎えた「ファミリーコンピュータ」の生産が終了するというニュースでした。 私はこのニュースを聞いたとき、悲しい気持ちになるというよりも、驚きを隠せませんでした。なぜならば、その間にTVゲーム機は16ビットになり、次世代機と呼ばれた「プレイステーション」もさらに高性能な「プレイステーション2」に生まれ変わっていたからです。そうした中でファミコンは途中でAV対応のニューファミコンにはなりましたが、脈々とファミコンが生産され続けていたのです。 普通の家電であれば、20年間製造が続いていたというものは皆無でしょう。それなのに、TVゲーム機という先端技術を使っている機材でこうした事態が続いていたという事実に、一体どれだけのコアなファンがいてくれたんだろうという思いで
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