こんにちは。なまはげです。 前回はコントラクトの流れを理解し、グローバル変数のセッティングやコントラクトのインターフェースをトレイトとして記述していきました。今回は第三回目、実際に書いていきます。 rustについては最低限の説明はする予定ですが、十分ではないと思われます。 書く前の前提知識 型がEthereum準拠の独自の型 まず、基本的なチェーンに記録したり読み出したりする際に使う型は、ほとんどがEnigmaライブラリ(eng_wasm::eng_pwasm_abi::eth::AbiType)で独自に定義されている型です。独自に定義、と言ってもほとんどがethereum-typesで定義されている型そのままの利用です。 一例をあげると U256 ・・・ この型はSolidityのuint256に相当する型です。structとして表現されており、組み込みのchecked_add(self