オランダ政府は10月にフローニンゲン州のガス田を恒久的に閉鎖する構えだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。周辺地域では長年、ガス採掘の影響で地震の被害が起きていた。 閉鎖計画が公表されていないとして匿名で述べた同関係者によると、10月1日にフローニンゲン・ガス田は閉鎖される計画。政府担当相の報道官は、閉鎖は今月行われる閣議で正式決定する見通しだと説明した。 同ガス田は西欧の大半にとって重要な供給源であり、1963年の生産開始以降、オランダの財政を支えてきた。80年代に入ってからは同州で最大マグニチュード3.6の地震が数百回発生している。 欧州ガス先物はガス田閉鎖のニュースを受けて急伸。指標価格であるオランダ期近物は15日に一時、30%上昇した。 オランダ政府は以前、遅くとも2024年10月までに同ガス田の閉鎖を目指すが「地政学的状況」次第だとしていた。ロシアによるウクライナ侵攻の影響で欧州
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