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ブックマーク / joi.ito.com (15)

  • 還元に抗うマニフェスト - 機械と共に歩む複雑な未来を設計する - Joi Ito's Web - 日本語

    レビュー、調査、編集チーム:Catherine Ahearn、Chia Evers、Natalie Saltiel、Andre Uhl 翻訳:永田 医 原文:Ito, J. (2017). Resisting Reduction: A Manifesto. Journal of Design and Science. https://doi.org/10.21428/8f7503e4 長いこと、技術的なシンギュラリティに反対するマニフェストを書いて、それを対話圏に発表してみんなの反応とコメントを得たいと思っていたところ、今年、『人間機械論:人間の人間的な利用』(The Human Use of Human Beings)(Norbert Wiener著)を著名な思想家たちとともに読んで議論し、の共同執筆作業に参加しないかとJohn Brockmanから誘われたことがここに書いた思索につな

    還元に抗うマニフェスト - 機械と共に歩む複雑な未来を設計する - Joi Ito's Web - 日本語
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    eeepc 2021/09/02
  • 人工知能の応用における倫理やガバナンス面の課題 第2部 予測 - Joi Ito's Web - 日本語

    Applied Ethical and Governance Challenges in Artificial Intelligence(人工知能の応用における倫理やガバナンス面の課題)という授業をJonathan Zittrainと共同で行なっている。ティーチングアシスタントのSamantha Batesがまとめたシラバスや概要を3回に渡ってブログ投稿する予定で、今回が2回目。John BowersとNatalie Satielもティーチングアシスタントを担当している。1回目のポストはこちら。 僕なりに要点をまとめてみた。 第1部では、この分野の定義付けを行い、いくつかの課題を理解しようとしてみた。この分野における文献の多くでは、公平性と説明可能性は曖昧な定義による単純化し過ぎる議論で語られており、懸念が残る形で終わった。また、敵対的攻撃や類似するアプローチなどの新しいリスクに対して、技

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    eeepc 2019/05/30
  • 上級学位を初めて取得。 - Joi Ito's Web - 日本語

    2011年に僕がメディアラボの新しい所長に就任することが発表された際、異例な人選だという感想を持った人は多かった。僕が上級学位、いや、学士号すら取得していなかったため、当然だ。タフツ大学もシカゴ大学も中退し、それまでの人生のほとんどを奇妙な仕事や、会社や非営利団代の設立や運営に費やしていた。 メディアラボとMITが、大学を出ていない所長を雇うのは、かなり勇気を必要とすることだったと思う。でも、峠を越えてからは、ある種の勲章だと感じる人たちもいた。(みんながそのように感じたわけではない。) 日のインターネットの父であり、僕の日での先生である村井純氏は、慶應義塾大学政策・メディア研究科委員長も務めており、同科の博士課程を受けるよう薦めてくれていた。2010年6月、学士号も修士号も持たない人への博士号の授与は可能、との確認が慶応大学から届いたときからこの話はいよいよ格的になった。僕はメディ

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    eeepc 2018/08/06
  • Eメールとタスク管理プロトコル - Joi Ito's Web - 日本語

    「ちゃんとした仕事」に「腰を落ち着ける」以前の様子(2010年11月) 前回のブログ記事(英語版のみ)は、Eメール対応に使える時間がいかに少ないか、そのことがどれだけ負担になっているかについて書いた。新しい人と知り合った時、直後に僕のブログを開いて一番上の投稿を読んでくださる人が多いんだけど、自分がいかに忙しいかを愚痴った内容になっていたわけだ。それ自体はよしとしても、会話がはずむきっかけにはなりにくい。あれ以降ここに面白い記事を書けていないことこそ、忙しさを解決できていない証拠だろう。とはいえ、状況がいささか改善できたのでご報告したいと思う。 前回の投稿後、Ray Ozzie がコメントで指摘してくれたのが、問題への取り組みかたが間違っている、という点だった。ミーティング中に意識を部分的にメールに割くのではなく、インプットとアウトプットの流れのバランスとりができるような効率的なメール対応

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    eeepc 2017/12/22
  • AI時代の仕事の未来 - Joi Ito's Web - 日本語

    The library at the Minerva Priory, Rome, Italy. 訳:Hiroo Yamagata 最近、技術研究者、経済学者、ヨーロッパの哲学者や進学者たちとの会合に参加した。参加者は他に、アンドリュー・マカフィー、エリック・ブリニョルフソン、リード・ホフマン、サム・アルトマン、エリック・サロビル神父だ。ぼくにとってこの会合が特におもしろかったのは、会話に神学的(この場合キリスト教的)な視点があったことだった。話題の中に出てきたのが、人工知能仕事の未来だった。 機械が人間にとってかわり、多くの人々を失業させるのではという問題は、何度も繰り返されてはいるけれど、未だに重要であり続けている。サム・アルトマンらは、生産性の激増は経済的な過剰を作り出して、失業者にはユニバーサルな「ベーシックインカム」を支払えるようになると論じた。ブリニョルフソンとマカフィーは「負

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    eeepc 2016/06/18
  • フィンテック・バブル - Joi Ito's Web - 日本語

    Photo by Martin Thomas via Flickr - CC-BY 訳:Shin'ichiro Matsuo 2015年のブログポストで、ビットコインがいろんな点でインターネットに似ていると思っている話を書いた。そこで使ったメタファーは、ビットコインは電子メール――最初のキラーアプリ――みたいなものであり、ビットコインに使われているブロックチェーンはインターネットのようなものだ――つまり電子メールをサポートするために普及したけれど、その他の実に多くの目的にも使えるインフラ――というものだった。ぼくは、インターネットがメディアや広告に対して果たしてきたものと同じ役割を、The Blockchain(訳注:ビットコインのブロックチェーン)が金融や法律に果たすのではないかと示唆した。 今でもぼくはこれが正しいと思っているけれども、産業界は舞い上がりすぎている。10億ドル以上のお金

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    eeepc 2016/06/17
  • 教授になります - Joi Ito's Web - 日本語

    写真:Daderot(パブリックドメイン、Wikimedia Commonsより) 僕がMITメディアラボの所長に着任した当初、ニューヨークタイムズはこれを変わった人選と評したが、その通りだった。最終学歴は高校卒業だったし、タフツ大学とシカゴ大学の学部課程および東京の一橋大学の博士課程からいずれもドロップアウトしていたからだ。 最初に同ポストの打診が来た時は、学位がないから応募すべきじゃないだろう、との助言をもらった。数ヵ月後、選考委員だった Nicholas Negroponte(ニコラス・ネグロポンテ)から再び連絡があり、面接を受けにMITに来てみないかと誘われた。初回の候補者リストからは最終候補が出なかったそうだ。 教授陣、学生陣、スタッフとの面接は好感触だった。僕の人生でも最も刺激的な類の2日間であり、同時に、間の夜に日で大地震が発生したため、かなり辛くもあった。あの2日間は様々

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    eeepc 2016/06/07
  • 不服従について (On Disobedience) - Joi Ito's Web - 日本語

    Photo by: Oli Scarff(Getty Images から利用制限つきでライセンスを受けたもの/コピー禁止) 訳:山形浩生 昨晩、Free Software Foundationのリチャード・ストールマンやWorld Wide Web Consortiumのハリー・パルピンと一緒にDRMについてのパネルに出た。これはDRMに反対するFree Software Foundationのデモ行進に続いて行われたものだ。DRMについてFree Software Foundationは「デジタル制約管理」と定義しているけれど、一般には「デジタル権利管理」のことだ。 質疑応答の際に、だれかが不服従についてどう思うか尋ねた。ぼくは、それが重要だと思うと述べて、理由を説明しようとした。どこまでうまく説明できたか自信がないので、ここにもう少し完全なものを挙げておこう。 ぼくの9つの原則は、遵守

    不服従について (On Disobedience) - Joi Ito's Web - 日本語
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    eeepc 2016/03/31
  • ビットコインとブロックチェーンに関する現状に関する私の視点 - Joi Ito's Web - 日本語

    訳:松尾真一郎 以前のポストで書いたように、ブロックチェーンはインターネット並の破壊力を持ち、多くの機会とイノベーションを解き放つポテンシャルを持つと思うし、各種トランザクションのための、普遍的で、互換性を持ち、信頼できる低コストなネットワークになる可能性があると思う。しかしブロックチェーンは巨大なポテンシャルを持つ一方で、インターネットとOpen Webで過去も現在も経験したものと、似てはいるが多くの点でとてもちがう課題にこの技術は直面している。 私は、ビットコインとブロックチェーンの現状を心配している。 一部にはこの業界への過大投資、また一部にはビットコインがインターネットなどよりはるかにお金がらみであるため、この技術はインターネット初期ではまったく類似例がなかった危機を経験している。それでもインターネットの形成過程は、いくつか重要な教訓を与えてくれる――特に重要な点として人材の問題と

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    eeepc 2016/03/01
  • My view on the current situation of Bitcoin and the Blockchain - Joi Ito's Web

    In a previous post, I wrote that I believe the Blockchain has the potential to be as disruptive -- and unlock as much opportunity and innovation -- as the Internet and that it could become a ubiquitous, interoperable, reliable, low-cost network for transactions of various kinds. But along with that enormous potential, the Blockchain also faces challenges that are similar to, but in many ways very

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    eeepc 2016/02/23
  • 中国・深川訪問記:世界の製造業のエコシステムを訪ねて - Joi Ito's Web - 日本語

    去年、メディアラボの学生グループが、僕の旧友でありハードウェアまわりの師である bunnie と中国の深川(しんせん)を訪問した。bunnie は、主に Xbox のハッキングやオープンソースのネットワーク化家電ハードウェアである「chumby」、多数の人々をハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアの設計面で支援してきたことで、おそらくは最もその名を知られている。僕らにとって深川の窓口役である彼は、僕が知る誰よりも、中国の納入業者や工場のエコシステムを理解している。 彼のおかげでうちの学生たちは、我々の誰もが利益を享受しつつも、ほとんど目にしたり存在を認識したりすることすらないエコシステムを目の当たりにして、体験することができた。先週までは、学生たちの話やレポートを通じて間接的にはチェックできていたけれど、ようやく僕自身も bunnie と実際に深川を見てまわることができた。 bunni

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    eeepc 2015/03/16
  • Bitcoin とインターネットの類似点と相違点 - Joi Ito's Web - 日本語

    この投稿で僕は、技術歴史における、現在と別の重要時期/ターニングポイントとの強い類似性を掘り下げてみたいと思っている。このような比較で常なのが、相違点が、類似点同様に示唆を含んでいるということだ。どこまでメタファーを適用していくのがよいのかまだわからないが、我々はBitcoin の未来について、インターネットの歴史から多くを学ぶことができるかもしれない。Bitcoin に関する投稿は今回が初めてだし、主張を通すことよりも皆さんに反応や新しい発想をいただくことに主眼を置いている。フィードバックや、僕が読むべき内容へのリンクなどをいただけると非常にありがたい。 僕は根っからのインターネットパーソンであり、格的なビジネスライフを始めたのがインターネットの黎明期であって、成人後の人生のほとんどをインターネットのレイヤーや要素を組み上げる仕事に関わってきた。日発の商用インターネットサービスプロ

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    eeepc 2015/01/23
  • 朝日新聞 - 伊藤穣一さんに聞く 創発する民主主義とは - Joi Ito's Web - 日本語

    Reposted with permission: By: 朝日新聞編集委員 根清樹 《 伊藤穣一さんインタビュー 》 Q。まず「創発」という言葉をわかりやすく説明して下さい。 「例えばアリは一匹一匹に高い知性はありませんが、群れとしてはとても複雑な共同作業をします。巣をつくり、ごみ捨て場や、死んだ仲間の墓地もつくる。個々の単純な動きが相互に作用し、いわばボトムアップで思いがけない高度な秩序が生まれていく。そういう現象を創発と呼びます。例えば大都市でも、トップダウンの都市計画より住民の相互作用から生み出された街並みの方がうまくいく。これも創発です」 Q。そういう現象が政治にも生じてくるだろうということですか。 「はい。例えば米国に『討論型世論調査』という面白い試みがあります。無作為抽出したごく普通の人々を一カ所に集め、税制とか年金とか、ややこしい問題を数日間議論してもらう。すると一人一人

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    eeepc 2011/09/05
  • MIT Media Labに参加するにあたって - Joi Ito's Web - 日本語

    今回、MIT Media Labの新しい所長に選んでもらったことを光栄に思う。 去年の11月僕は、シリコンバレーを拠点に活動するたくさんの人々がオックスフォードを訪れ、起業家や大学生などと交流する魅力的なイベント「シリコンバレー・フォーラム(Silicon Valley comes to Oxford)」に出席した。こうしたカンファレンスは旧友と再会をするまたとない機会となることが多い。 今回のカンファレンスには僕が知る中でも最も魅力的な人物の一人であるMegan Smithが出席していた。 Meganと会うと、よくこうなるのだが、僕達はとにかくいろいろな事について語り合った。 その中でMeganが、「Joi, MIT Media Labの所長になるのに興味ない? 実は今、ちょうどNicholas Negroponteとその話をメールでしていたの」と突然僕に言った。僕は、「うーん...よし

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    eeepc 2011/04/26
  • 僕の近況と、Neoteny Lab、そして Open Network Lab について - Joi Ito's Web - 日本語

    2000年、黎明期のインキュベーターたちの絶頂期に、僕はネオテニーという会社 を興した。CMGIやICGといったインキュベーターは、ポートフォリオ企業の価値 を大幅に引き上げ、JH Whitneyのようなファンドが、世界中のインキュベーター の後ろ盾となっていた。 いくつものスタートアップ企業のCEOを経験したことがきっかけで、僕は投資側 への転進を考え始めた。日で広いネットワークを築いた結果、一つのビジネス の経営に専念するよりも、ポートフォリオ企業を管理する方が自分は向いている と思うようになった。 僕は何人ものファンド運営者と話をし、ベンチャーパートナーとして参画するこ とを検討した。そして、迅速な資金調達と、(投資される側にとっても)納得し 得る投資条件を備えたインキュベーターを設立する、というアイディアをもっ て、ネオテニーという会社を興す事にしたピーク時にネオテニーには、PR

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    eeepc 2010/05/17
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