現代のシルクロードと呼ばれる、中国とヨーロッパを結ぶ貨物鉄道「中欧班列(トランス=ユーラシア・ロジスティクス)」。EUの対ロシア制裁以降、鉄道コンテナの輸送量が大幅に減少しているとのことです。荷主は商品の安全性を懸念し、ロシア経由を避けています。 フランス国営メディアのrfiの記事より。 中欧班列 中国とヨーロッパを結ぶ現代のシルクロード 中欧班列は中国上海から中央アジア、ロシアを経由して、ドイツのデュースブルクに至る壮大な鉄道で、スムーズな輸送と他の輸送ルートと比較した場合の優位性を謳っています。 「船よりも速く、同時に航空便よりもはるかに安い」を謳い文句に、近年運行本数は急激に拡大し、海上輸送、航空輸送に次ぐ第3の輸送モードとして認知度が高まってきていました。 輸送日数は「12~16日」で、ヨーロッパ最大の内陸港であるデュースブルク港にとって、鉄道輸送は費用対効果の高い輸送手段であるこ
