厚生労働省は15日、医薬食品局食品安全部の男性課長が、部下の男性職員を萎縮させるような発言をした後、肩を強くつかんで頸椎(けいつい)捻挫のけが(全治約3週間)を負わせたとして、減給10分の1(1か月)の懲戒処分にしたと発表した。 監督責任として同部部長も文書で厳重注意した。 同省人事課によると、課長は先月20日夕方、部下らと打ち合わせをした後、帰り際に職員の後ろから肩をつかんだ。「『しっかりしろよ』という気合を入れる意味だった」などと説明しているという。同課は「パワハラにあたると認定した。エボラ出血熱対応などで多忙な中、起きてしまったことだと思うが、許されることではなく、再発防止に努めたい」としている。