キューバ・ハバナ(Havana)市内に貼られたフィデル・カストロ(Fidel Castro)前国家評議会議長のポスター(2014年12月18日撮影)。(c)AFP/ADALBERTO ROQUE 【1月9日 AFP】50年以上にわたり国交を断絶していたキューバと米国が、近く国交正常化に向けた交渉を始める──しかし、キューバ革命の指導者、フィデル・カストロ(Fidel Castro)前国家評議会議長(88)は公の場から姿を消したまま沈黙を守っており、支持者の間からは困惑の声が上がり始めている。 カストロ氏が公の場から姿を消してから8日でちょうど1年が経過した。長引く不在により、体調不良の憶測も出ている。 国交正常化交渉の開始を控え、米国は拘束していたキューバの工作員3人を解放した。3人は「英雄」扱いされ、帰還の歓迎式典も開かれたが、ここにもカストロ氏は姿を見せなかった。 キューバ国民の間には