11年間にわたってドイツの首相を務めてきたメルケル首相が、来年秋の連邦議会選挙に与党の党首として立候補し、4期目を目指す考えを明らかにしました。 この中でメルケル首相は、「困難で不安定な時代に、自分の経験や才能を国のために生かしていく」と述べ、来年秋に予定されている連邦議会選挙に党首として立候補し、4期目を目指す考えを表明しました。 メルケル首相は2005年に、51歳で、女性として初めてドイツの首相に就任し、以来ヨーロッパの金融危機やウクライナ問題などで強いリーダーシップを発揮して、ヨーロッパで最も影響力のある政治家とされてきました。 最新の世論調査では、メルケル首相が4期目を務めることに賛成が55%、反対が39%と、高い支持を得ています。 その一方で、中東などからの難民を積極的に受け入れたことで、過剰な難民の流入を招いたとして批判が高まり、ことし行われた地方選挙で、与党CDUが歴史的な敗