2016年5月にCCIX Consortiumが設立され、2018年6月にはBase Specification 1.0がリリースされたことで普及に弾みも付き、実際今年にはCCIXに対応した製品が出始めるという状況であるが、今年3月にIntelが突如としてCXL Consortiumを設立したことで、Coherent Interconnectの標準化がまた遠のいた印象がある。ちょっとこの辺りを整理してご紹介したいと思う。 Before CCIX そもそもアクセラレーターなどを接続する際に、Cache CoherencyなInterfaceが欲しい、という要求そのものは、かなり昔から存在した。この場合の「昔」の定義が難しいが、要するにP6以降と考えて頂ければよいかと思う。PCIと、この後継であるPCI ExpressはどちらもI/O Busという性格を前面に打ち出した結果として、あえてPro
Samsung Electronics(以下、Samsung)とIntelが、5G(第5世代移動通信)スタンドアロン(SA)コアのデータ処理性能において、飛躍的な向上を実現した。両社によると、商用ネットワークの構成において、サーバ1台当たり305Gビット/秒(bps)を達成したという。 Samsung Electronics(以下、Samsung)とIntelが、5G(第5世代移動通信)スタンドアロン(SA)コアのデータ処理性能において、飛躍的な向上を実現した。両社によると、商用ネットワークの構成において、サーバ1台当たり305Gビット/秒(bps)を達成したという。 Samsungの発表によれば、305Gbpsという性能は、20万人のユーザーが同時にSD(標準画質)の動画をストリーミングするのをサポートできる能力に相当するという。 今回の処理性能は、Intelの「第2世代Xeonスケーラ
インテルのIoT戦略から生まれたRTOS「Zephyr」は徒花で終わらない:リアルタイムOS列伝(7)(1/3 ページ) IoT(モノのインターネット)市場が拡大する中で、エッジ側の機器制御で重要な役割を果たすことが期待されているリアルタイムOS(RTOS)について解説する本連載。第7回は、IntelのIoT戦略から生まれたRTOS「Zephyr」を取り上げる。 「Zephyr」なんてリアルタイムOS(RTOS)聞いたことない、という方も多いと思う。かくいう筆者も、「この前まで忘れていた」(なぜ思い出したかはまた後で)。実は、本連載の前にやっていた連載「IoT観測所」の第44回でちょっとだけ触れている。 ⇒連載記事「IoT観測所」バックナンバー ⇒連載記事「リアルタイムOS列伝」バックナンバー 「Zephyr」の源流はWind Riverにあり Zephyrの源流をたどると、2015年にW
また2週ほど空いてしまったが、AIプロセッサーの話に戻ろう。2019年のHotChips 31で一番会場を沸かせたのが連載572回で紹介したCerebras SystemsのWSE(Wafer-Scale Engine)だった、という話はすでに説明した通り。 ちなみに同社、今年のHotChips 32では“The Second Generation Cerebras Wafer Scale Engine”という講演を予定している。まさか7nmに微細化だったらすごいのだが。 さてそのHotChip 31でそのCerebras Systemsの講演を挟んで行なわれた講演が、インテルのSpring Crest(Nervana NNP-T)と、Habana LabsのGOYA/GAUDIであった。講演の際はWSEにやられたという感じでそれほど話題にならなかったが、年末になっていろいろ騒がれ始めたこ
7nmのCPUはさらに6ヵ月ほど遅れる 対応策としてプランBを用意 米国時間の7月23日、インテルは第2四半期の業績を発表。記録的な好成績を残したにも関わらず、発表直前には60ドル台だった株価は発表直後に急落、現在は48ドル台を推移している有様である。 なにがあったかといえば、7nmプロセスが大幅に遅れることを発表したからである。正直に言えば「やっぱりな」という話ではあるのだが。まずBob Swan CEOの言明から紹介する。プレスリリースの3ページ目に以下のように書かれている。 “Turning to our 7nm technology: We are seeing an approximate six-month shift in our 7nm-based CPU product timing relative to prior expectations. The primary
2020年6月末、スーパーコンピューターの性能ランキングTOP500が発表された。富士通製「富岳」がLINPACK性能で1位を獲得し、トップ10に4機種が新たに加わるなど波乱模様だ。しかし500位まで見渡すと新規システムの数は最低で、トップエンドに開発予算が偏りがちだと分かる。米AMDや英アームの台頭など、スパコン開発のトレンドは変貌しつつある。 TOP500は歴史的に順位争いが激しかった。筆者の調べでは1993年6月から年2回(6月と11月)のペースで始まったTOP500ランキング55回の中で、トップ10の順位が2回連続で全く同じだったことは3度しかない。トピックを添えて振り返ると以下の3つだ。「①2011年6月と同年11月:富士通製『京』が連続1位」「②2013年11月と2014年6月:中国国防科学技術大学(NUDT)製『天河(Tianhe)-2A』が4連続1位」「③2019年6月と同
by Morton Lin 大手半導体メーカーのIntelが2020年第2四半期(4月~6月)の決算発表で、次世代の7nmプロセス開発に1年ほどの遅延が生じていることを認めました。これに伴って、Intelのボブ・スワンCEOが「チップ製造の外部委託を検討している」と述べたことから、Intelの株価は2020年7月24日(金)に16%もの下落を記録しています。 Intel Q2 20_EarningsRelease - Q2-2020_Earnings-Release.pdf (PDFファイル)https://s21.q4cdn.com/600692695/files/doc_financials/2020/q2/Q2-2020_Earnings-Release.pdf Intel’s next-gen 7nm chips are delayed until at least 2022 -
Ice Lake Xeons Will Ramp Up Frequencies Slower, So Linux Is Preparing A Workaround(Phoronix) Intel Ice Lake Xeons Feature Slower Frequency Ramp Up(techPowerUp!) Intelは次の“Ice Lake-SP”でいよいよ14nm++から10nm+へ移行するが、その“Ice Lake-SP”に関して興味深い挙動が発見された。 プロセスの進化により“Ice Lake-SP”は電力効率の向上を果たしているが、最新のLinux kernelにおいて、“Ice Lake-SP”コアのXeonはスリープから立ち上がる時の周波数の上昇がゆっくりしているという。 Linux電力管理コード向けの新しいパッチがIntelから提供されているが、次のような注釈が
Intelが2020年6月15日、チップレベルの新たなセキュリティ機能である「Control-Flow Enforcement Technology(CET)」が、次世代のモバイルプロセッサである「Tiger Lake」に搭載されると発表しました。CETはチップレベルでセキュリティ機能を提供することにより、ソフトウェアのみで防御することが困難なマルウェア攻撃からデバイスを保護できるとのことです。 Intel CET Answers Call to Protect Against Common Malware Threats | Intel Newsroom https://newsroom.intel.com/editorials/intel-cet-answers-call-protect-common-malware-threats/#gs.8ogtop Intel brings no
AMDのAthlon(K7)やZenマイクロアーキテクチャ、Apple A4やA5の開発に携わり、「天才エンジニア」と高い評価を受けているジム・ケラー氏が、2018年から務めていたIntelを退職したことを、Intelが発表しました。 Changes in Intel’s Technology, Systems Architecture and Client Group | Intel Newsroom https://newsroom.intel.com/news-releases/changes-intels-technology-systems-architecture-client-group/ Jim Keller Resigns from Intel, Effective Immediately https://www.anandtech.com/show/15846/jim-
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