Intelが新デバイス「MESO」を開発した。性能、消費電力、密度の面でCMOSを超えるという。果たして、CMOSの天下はひっくり返るのか? 連載目次 2018年12月に入って、Intelが全く新しいデバイスを発明したという発表があった(Intelのプレスリリース「Intel Looks beyond CMOS to the Future of Logic Devices」)。MESO(Magneto-electric Spin-orbit)と呼ぶデバイスである。 現代の集積回路のほとんどはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)デバイスであるが、MESOはそのCMOSに対してスイッチングエネルギーで10~30倍も効率が良く、電圧は5分の1、密度は5倍も良いというのだ。 その発表のイメージ図がなかなかいい。イメージ図