高度成長期の東京を、インフラの面で強固に支えてきた首都高速道路。その総延長は300kmにもおよんでおり、都内で起きる渋滞を次々に解消し、ドライバーに快適な運転を提供してきた。 その一方で、老朽化の問題がささやかれている。最初の路線が開通してから、すでに半世紀以上が経過している。走っていても古さが感じられる箇所も増えてきた。 首都高速の安全を確保するためには、老朽化した構造物の劣化・損傷を的確に発見し、そしてそれらを迅速に補修・補強していかなくてはならない。首都高グループの中で、点検作業を担当する首都高技術の土橋浩社長に、精度の高い点検を実施する秘訣を聞いた。 (聞き手は木村知史) 首都高速道路は、都心環状線の最初の区間が開通したのが1962年ですから、すでに50年以上の歴史を持ち、もちろん路線によって異なりますが老朽化が進んでいます。また、その交通量も激しく、そういった意味で、安全性を懸念
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