[ミラノ 12日 ロイター] - イタリアの自動車デザイン会社ピニンファリーナは12日、インドの自動車大手マヒンドラ・ アンド・マヒンドラに買収されることで数週間後に合意に達する見込みだと明らかにした。 ピニンファリーナは「経営権をもつ株主ピンカーが保有するピニンファリーナの株式売却や債務再編について、ピンカー、債権銀行、およびマヒンドラとの交渉は決裂していない」と述べた。 ピニンファリーナは、フェラーリやマセラッティ、ロールスロイス、キャデラックなどのデザインを手がけた。しかし、独立のデザイン会社に発注する代わりに自社でデザイナーを調達する自動車メーカーが増え、ピニンファリーナは事業存続に苦慮。何年にもわたって損失計上が続き、6月末時点の純債務は5270万ユーロ(5700万ドル)となっていた。
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