アメリカ・ハワイ島の山の頂上では、日本やアメリカなど5か国が共同で世界最大の望遠鏡の建設を進めています。しかし、先住民などからは予定地は神聖な場所だとして反対運動が起きていて、ハワイ州の最高裁判所は2日、住民の意見を十分に聞かなかったとして、州当局が出した建設許可を無効とする判決を言い渡しました。 しかし、先住民にとってマウナケア山は神聖な場所とされるため、地元では反対運動が起きていて、住民の意見を十分に聞かなかったとして、州当局が出した建設許可を無効とするよう求める裁判が起こされていました。 これに対して、ハワイ州の最高裁判所は2日、住民側の訴えを認め、建設許可を無効とする判決を言い渡しました。 建設を進めるには、公聴会などを行って建設許可を取り直す必要がありますが、ことし3月末に望遠鏡の建設が始まったあとも激しい抗議活動などで作業が中断し、観測開始を2024年と当初の計画より3年遅らせ
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