渡辺竜王も注目の羽海野チカ(公式サイト)『3月のライオン』の連載が始まりました。『ハチワン』とは違ってメジャー臭がぷんぷんしますので私が解説する必要などなさそうですが(笑)、せっかく読んだので将棋ファンの視点から思ったことをちょっとだけ。 ヤングアニマル2007年NO.14掲載の”Chapter.1 桐山零”、幸田対桐山零戦(おそらく幸田が先手だと思うのでそうしました)からです。第1図(p20)。 ●第1図(想像で補った箇所もあります。) 幸田の四間飛車穴熊対零の5筋位取りです。ってゆーか、最初に盤面を見たときは指してるのが逆じゃないかと思いました。 5筋位取り戦法は、中央の位をとって盤面全体を制圧しようとする指し方です。対振り飛車戦法として昔はかなり流行しましたが、現在はほとんど見なくなった指し方です。その理由としては以下のように考えられています。 ・初手から一手の勝ちを追求する現代将棋
●渡辺明竜王が柴田ヨクサル氏と対談(日本将棋連盟) 将棋ファンからすれば渡辺竜王は超有名人物ですが、一般の方からしてみればレアキャラかも(笑)。 ということで、渡辺竜王と柴田ヨクサルの対談です。私的には「柴田ヨクサルってこんな人だったんだぁ」という感動がありました。今後のハチワン考察のためにも何度か観直す予定ですが、とりあえずの感想として、二こ神さんが70〜80歳って設定というのに驚きです。若々し過ぎます(笑)。 対談はともかくとして、再現ドラマまであるとは思いませんでした。予想の斜め上どころか、まるで別次元です(笑)。 【関連】 ・柴田ヨクサル・インタビュー - 三軒茶屋 別館 ・http://blog.livedoor.jp/karatechopda/archives/51100808.html
『ハチワン』と『3月のライオン』の違いについて少し考えてみました。『ハチワン』が将棋漫画であるのに対し、『3月のライオン』は棋士漫画なのだと思います。 『ハチワン』の主人公であるハチワンこと菅田は元奨(元奨励会員)です。アマチュアから見れば圧倒的な実力の持ち主ではありますが、将棋界のヒエラルキー的には決して高いポジションではありません。プロ棋士への夢破れ、真剣師に身をやつし戦い続けるハチワンには将棋しかありません。これは多分逆で、将棋さえあればよいから真剣師でいられるのです。『ハチワン』はときに真剣師たちの勝負と形容されることがあります。それは決して間違いではないのですが、そこに登場するキャラは、メイドさんだったりホームレスだったり漫画家だったりフィギュアマニアだったりと、とても真剣師などという言葉でひとくくりにできるような存在ではありません。彼らを結び付けているもの、それが将棋なのです。
しおんの王(8) <完> (アフタヌーンKC) 作者: 安藤慈朗,かとりまさる出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/05/23メディア: コミック購入: 3人 クリック: 16回この商品を含むブログ (41件) を見る 将棋漫画『しおんの王』が第8巻で完結しましたので、遅まきながら気ままな雑感を少々語ってみたいと思います。 (以下、ネタバレにつき既読者限定で。未読の方はご遠慮ください。) 『しおんの王』と女流棋士 以前、『ハチワン』は将棋漫画で『3月のライオン』は棋士漫画という記事を書きましたが、そうした観点からしますと、『しおんの王』は両者の中間点に位置する存在だといえます。というような表現はフェアではありません。まず『しおんの王』があって、そこから、『ハチワン』は将棋漫画を目指し、『3月のライオン』は棋士漫画を目指していった、と言わなければ嘘になるでしょう。そんな『しおんの王』
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く