どんな強みがあろうと、オープンソース・コミュニティと張り合える単一の企業は存在しない 10年前、Unixは最速コンピュータ世界トップ10のうちの5つに入っており、スーパーコンピューター市場の44%を占めていた。今日はどうだろうか? かつて処理能力に置いて揺るぎない地位を占めていたUnixは、Linuxにその地位を取って代わられてからというもの世界最速コンピュータのトップ10どころか、50位にすら入っていない。 Linuxの隆盛及びUnixの没落をハッキリと示すこの統計から、プロプライエタリなベンダーがオープンソースに太刀打ちしようとしても無理だということだ。 もっともこれはコミュニティの手を借りなければの話だが。 コミュニティー:隠れたパフォーマンス・ブースター コミュニティーの有効性は常に明らかだったわけではない。1999年、高価なUnixサーバを作っていたSunのCEO スコット・マク
![Linuxの世界制覇が完了:反オープンソース・コミュニティに賭けるのが愚かな理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/755a243f18be6b01e5f0daa720eb136bdb019f5f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2014%2F07%2F14%2F1590693%2Fl%2Ff58b057db3fbb69c.jpg%3F20200122)