台湾国防部は、中国海軍の空母「山東」などの艦隊が、26日に台湾とフィリピンの間のバシー海峡を通過して西太平洋に進入したと発表しました。 「山東」は、2019年12月に就役した中国初の国産の空母で、ことし4月と9月にも西太平洋を航行し、戦闘機などの発着訓練を行ったことが確認されています。 台湾国防部は「周辺の海域と空域の動向を綿密に把握している。適切な戦力を派遣して監視している」と主張し、この空母を26日に撮影したものだとする写真を公開しました。 台湾国防部は、この発表に先立って26日午前、中国軍の戦闘機や爆撃機、それに早期警戒管制機や無人機など、多数の航空機が台湾周辺海域の上空で活動したことを明らかにしました。 このうち、延べ15機が台湾海峡の「中間線」を越えたり、台湾の南西沖の防空識別圏に進入したりして、艦艇と共同の戦闘準備パトロールを実施したのを確認したとしています。
![中国海軍の空母「山東」など艦隊 西太平洋に進入 台湾国防部 | NHK](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1589e16344a267fcba0e36eaba4610d97fd9baa1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20231026%2FK10014238911_2310262226_1026224551_01_02.jpg)