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ブックマーク / nobuogohara.com (9)

  • 「検事長定年延長」で、検察は政権の支配下に~森法相の答弁は説明になっていない

    2月1日の【黒川検事長の定年後「勤務延長」には違法の疑い】と題する記事で、検察庁法が、刑訴法上強大な権限を与えられている検察官について、様々な「欠格事由」を定めていることからしても、検察庁法は、検察官の職務の特殊性も考慮して、検事総長以外の検察官が63歳を超えて勤務することを禁じる趣旨と解するべきであり、検察官の定年退官は、国家公務員法の規定ではなく、検察庁法の規定によって行われると解釈すべきだとして、違法の疑いを指摘したところ、大きな反響を呼び、この問題は、昨日(2月3日)の衆議院予算委員会でも取り上げられた。 渡辺周議員の質問に、森雅子法務大臣は、 「検察庁法は国家公務員法の特別法に当たります。そして特別法に書いていないことは一般法である国家公務員法が適用されることになります。検察庁法の22条をお示しになりましたが、そちらには定年の年齢は書いてございますが勤務延長の規定について特別な規

    「検事長定年延長」で、検察は政権の支配下に~森法相の答弁は説明になっていない
    el-condor
    el-condor 2020/02/05
    シンプルな説明である/しかしそんなに「この人しかいない」ものなのかね実際。検察官としての履歴と能力に疑問ありというのはわかったのだが、政府に従順な人他にいないのかなとか思うよね。
  • 袴田事件再審開始の根拠とされた“本田鑑定”と「STAP細胞」との共通性

    2014年3月に静岡地裁(村山浩昭裁判長)が出した袴田事件の再審開始決定(以下、「地裁決定」)に対する検察官の即時抗告について、6月11日、東京高裁(大島隆明裁判長)は、地裁決定を取り消し、再審を開始しない旨の決定(以下、「高裁決定」)を行った。 マスコミからコメントを求められ、高裁決定を入手して全文を読んだ。 これまでの多くの事件に関して、検察の捜査・処分を厳しく批判し、美濃加茂市長事件などの冤罪事件で検察と戦ってきた私である。社会的に「冤罪事件の象徴」のように受け止められ、地裁の再審開始決定に対する検察の即時抗告でも、検察側と弁護側が激しく対立してきた袴田事件に関して、再審開始を取消す決定が出たことについて、検察側コメントと同趣旨の「適切・妥当な決定」との意見を述べることに、内心複雑なものがあることは事実だ。 しかし、高裁決定を読む限り、その根拠となった田克也筑波大学教授のDNA鑑定

    袴田事件再審開始の根拠とされた“本田鑑定”と「STAP細胞」との共通性
    el-condor
    el-condor 2018/06/15
    なるほどここが唯一の根拠だったら潰されるくらいにはダメな鑑定である、と。もっとも、それ以外の証拠も普通に評価すれば袴田氏が無罪な蓋然性が高く、本質は再審開始要件が無駄に高いことなのかねえ。
  • 財務省決裁文書改ざんが起訴できない“本当の理由” ~問題の根本は、陸山会事件での虚偽捜査報告書作成事件にある

    森友学園への国有地売却をめぐる背任事件と決裁文書改ざん事件で、検察が、佐川宣寿前国税庁長官ら財務省関係者全員を不起訴にしたことに対して、野党やマスコミから、厳しい批判が行われている。国有地売却という国民の重大な利害に関わる行政行為についての決裁文書が300か所以上にもわたって改ざんされていたにもかかわらず、刑事責任が問えないという結論に国民の多くが納得できないのは当然であろう。 私は、決裁文書改ざん問題が明らかになって以降、国会での審議あるいは国政調査権の行使等に関して重要な事実を隠蔽したということであり、行政権の行使について内閣が国会に対して責任を負う議院内閣制・議会制民主主義の根幹を揺るがしかねない許すべからざる行為であるものの、今回の「書き換え」は基的に「一部記述の削除」に過ぎず、一部の文言や交渉経緯等が削除されたことによって、国有地売却に関する決裁文書が、事実に反する内容の文書に

    財務省決裁文書改ざんが起訴できない“本当の理由” ~問題の根本は、陸山会事件での虚偽捜査報告書作成事件にある
    el-condor
    el-condor 2018/06/05
    これ現内閣とは関係なくても検察が完全に腐ってるということか。こんな組織に司法取引とか危険すぎるよなあ。
  • 柳瀬氏、「参考人招致」ではなく「証人喚問」が不可欠な理由

    4月10日に、中村時広愛媛県知事が、今治市への加計学園獣医学部設置に関する愛媛県、今治市職員、加計学園関係者と、柳瀬唯夫総理秘書官(当時)との総理官邸での面談記録の存在を認めたことに加え、4月13日に、面談記録が、政府内部(農水省)でも発見されたことで、2015年4月2日の首相官邸で面談が行われたことは、否定し難い事実となりつつある。しかし、一方の柳瀬氏は、「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはありません。」と面談の事実を否定するコメントを維持している。 野党側は国会での柳瀬氏の証人喚問を求め、与党側は参考人招致に応じる方針のようだが、ここで重要なことは、現時点で「唯一の証拠」である愛媛県職員作成の面談記録について、判明している周辺の事情も含めて、客観的に証拠評価を行い、面談記録からどのような事実が認定できるかを検討することである。 それによって、面会の事実を否定する

    柳瀬氏、「参考人招致」ではなく「証人喚問」が不可欠な理由
    el-condor
    el-condor 2018/04/17
    例の元首相秘書官の発言から氏を証人喚問する件の妥当性について。様々な角度から分析されており良いまとめ。
  • 佐川氏は、証言拒否で身を守れるのか

    森友学園に対する国有地売却の決裁文書改ざん問題に関して、明日(3月27日)行われる、当時の理財局長の佐川宣寿氏の証人喚問に注目が集まっている。 証人喚問で予想される展開について、複数のメディアから取材を受けたが、 補佐人の弁護士が喚問に立ち会った場合は、決裁文書に関する質問に対しては、刑事訴追を受けるおそれがあるという理由で、証言を拒否するだろう。国会答弁に関する質問も、改ざんに関連するとの理由で拒否するかもしれない。そうなると答えられるのは、答弁内容の決定の流れの一般論ぐらいになる。 との趣旨のコメントをした。 補佐人の弁護士が立ち会った場合は、佐川氏は、質問の一つひとつについて助言を求めるであろうし、補佐人の弁護士としては、万が一、自らの助言にしたがった証言が証拠となって刑事訴追を受けたり、その証言が偽証とされた場合、弁護士として過誤の責任を問われることになるので、些かなりともリスクが

    佐川氏は、証言拒否で身を守れるのか
    el-condor
    el-condor 2018/03/26
    検察の動きがよくわからないのは確か。行政機関だし割と意思を持って動く機関だからねえ。
  • ”危険な賭け”に出たことで「詰将棋」に陥った安倍首相

    安倍晋三首相は、昨日(7月24日)の衆議院予算委員会での閉会中審査で、加計学園の特区への申請を知った時期について質問され、「1月20日に申請が正式決定した時点」と明言した。「腹心の友」の関係にある加計孝太郎氏と、頻繁に、ゴルフ、会などを繰り返していた安倍首相が、加計学園が今治市の特区で獣医学部新設の申請をしていることを、最終的に加計学園が事業者に決定された今年の1月20日まで知らなかったというのは、常識では考えられないことであり、昨日の国会での安倍首相の答弁の中で特に注目されている。 昨年10月以降、獣医学部新設を認める条件として、「広域的に獣医学部が存在しない」「平成30年4月設置」などが設定され、「加計ありき」であった強い疑念が生じていることを受け、それらが安倍首相自身の「加計学園への有利な取り計らい」であったことを否定することが目的なのであろう。 なぜなら、昨年9月9日の国家戦略特

    ”危険な賭け”に出たことで「詰将棋」に陥った安倍首相
    el-condor
    el-condor 2017/07/25
    最低限、安倍内閣の証言と公開資料に限っても安倍内閣側の答弁と矛盾している上、安倍内閣側は「記憶にない」「記録がない」で追及側は文書あり、という状況で持つ心証は普通どんなもんなんでしょうね
  • 「国会の懲罰動議を貶める発言」がまかり通る異常な事態

    2月24日の衆議院予算委員会中央公聴会で公述人として意見陳述した際に、おおさか維新の足立康史議員から誹謗中傷発言を受けた件については、【独法URのコンプライアンスの視点から見た甘利問題】で述べ、国会としての重大なコンプライアンス問題であり、国会内での発言について議員の免責特権が保障されている以上、国会での懲罰による対応が不可欠であることを指摘した。(【看過できない重大な”国会のコンプライアンス問題”】) その日に、実際に懲罰動議が出されたことから、私としては、その問題には、それ以上関わらないこととし、その後は、ブログでも、刑事実務に関する重要案件を取り上げてきた(【検察にとって「泥沼」と化した美濃加茂市長事件控訴審】【札幌地裁「おとり捜査」再審開始決定が「画期的」であることの意味】)。 しかし、その後も足立議員の常軌を逸した言動は続いており、もはや国会の自律、自浄という面からも看過できない

    「国会の懲罰動議を貶める発言」がまかり通る異常な事態
    el-condor
    el-condor 2017/07/07
    維新の品格。親分からしてこの手口のようだし、やはり政治をさせてたらいかん奴等よねえあの政党の連中。
  • 「獣医学部を全国で認可」発言で“自爆”した安倍首相

    【獣医学部新設問題 首相「加計以外も認める」 優遇批判を意識】というニュースを見て、思わず目を疑った。 安倍首相は、6月24日に、講演の中で、「1校に限定して特区を認めた中途半端な妥協が、結果として国民的な疑念を招く一因となった。」「今治市だけに限定する必要は全くない。地域に関係なく、2校でも3校でも、意欲ある所にはどんどん新設を認めていく。」などと述べたとのことだ。 政府側の従来の主張を根底から否定するもの この発言に対しては、様々な批判が行われているが、決定的なのは、安倍首相自身も、その周辺も、これまで、必死に「安倍首相は、獣医学部設置認可の問題に一切関わっていないし、具体的に関わる立場ではない。」と主張してきたことを、根底から否定するに等しいということだ。 総理大臣には、国家戦略特別区域法に基づく区域方針の決定等の「権限」が与えられている。50年以上にわたって獣医学部の新設を認めてこ

    「獣医学部を全国で認可」発言で“自爆”した安倍首相
    el-condor
    el-condor 2017/06/26
    例の、首相氏の獣医学部新設どこでも可発言のアレさ加減について。これまで問題にされたポイントについても簡潔に説明されていて良い。
  • 官僚の世界における“忖度”について「確かに言えること」

    森友学園の土地取得をめぐる問題に関して、「忖度」(そんたく)という言葉が話題になっているが、この言葉は、典型的な官僚世界の用語であり、日の官公庁や官僚的体質の企業等に所属したことがない人にはなかなか理解することが難しいようだ。外国特派員協会での籠池氏の講演の際に、この言葉がなかなか理解されなかったのも無理はない。 過去に、23年間、検察という官僚組織に所属した経験に基づいて、私なりの理解で、この「忖度」という言葉について、「確かに言えること」を書いておこう。 ①「忖度」は、される方(上位者)にはわからない。 「忖度」というのは、上位者の意向を、人に確認することなく、もちろん、指示・命令を受けることもなく、推察して、その上位者の意向に沿うように行動することである。他人にはわからないように行うところに質がある。少なくとも、間違いなく言えることは、「忖度」は、される側にはわからないし、わか

    官僚の世界における“忖度”について「確かに言えること」
    el-condor
    el-condor 2017/03/27
    「行政の透明性を高め」大事よね。これがしっかりしてないってことは、ガバナンスが崩壊してるってことになるよね普通は。しかしガバナンスが崩壊してる政府って一体。
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