2021年3月、英国王室で初の「有色人種」のメンバーであるサセックス公爵夫人メーガン妃が、王室在籍中に自殺願望を抱いたと告白。王室メンバーが子供の肌の色について差別的な発言をしたと主張した。この疑惑を受け、義理の兄であるウィリアム王子は、「決して人種差別的な家族ではない」と宣言した。 しかし、職員の雇用に関してはどうだろうか。ウィリアム王子の言葉を根底から揺るがす機密文書が、英紙「ガーディアン」の調査によって見つかった。 「英国王室と人種問題」に関する議論を再燃させることになるだろう。このたび新たに発見された文書によると、バッキンガム宮殿は「有色人種の移民や外国人」を、王室の事務職に就かせることを禁じていた。少なくとも1960年代後半まで。 さらに、「人種・性差別を禁止する法律から、女王とその家族を除外する」という、いまなお王室に続く条項について、バッキンガム宮殿が政府とどのように協議して
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