来日中のノルウェーのエリーザベット・アスバーケル漁業大臣が26日、南三陸町を訪れ、東日本大震災後に同国の技術を活用してウニの蓄養実験に取り組む県漁協歌津支所青年部を視察した。 アスバーケル大臣ら約30人が、中心的に実験を進める高橋栄樹さん(34)の水産加工場を訪問。蓄養し、ノルウェーで開発したコンブや魚肉を材料にした餌を2カ月間与えたウニを試食した。新鮮で甘みのあるウニに「エクセレント(素晴らしい)」と感激した様子だった。 ウニの蓄養は、餌となる海藻をウニが食べ荒らして磯焼けし、ウニの身の入りが悪くなるとされる悪循環の解消が狙い。高橋さんは「ノルウェーの餌の効果は大きい。磯焼け問題の解決と質のいいウニの蓄養、市場への販売という好循環を近い将来生み出したい」と語った。 アスバーケル大臣は「磯焼け問題はノルウェーでも起きており、取り組みは自国でも応用できる。南三陸町の復興に役立てるだけで
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