気象庁は1日、東京湾で大地震との緊急地震速報を出し、直後に取り消した。首都圏では電車が運転を見合わせるなどの影響が出た。実際に地震は起きておらず、気象庁によると、千葉県富津市にある観測点で大きなノイズが記録されたのが原因という。 気象庁によると、1日午後5時9分ごろ、同市付近で最大震度7を予測した緊急地震速報を発表したが、揺れが観測されなかったため取り消した。また同12分ごろにも震度5弱以上を予測した速報を発表したが取り消した。 誤報により、都営地下鉄など首都圏の一部の鉄道会社は、いったん電車の運行を見合わせたがいずれも1分程度で運転を再開した。