三方を海に囲まれる千葉県は、水揚量全国1位の銚子港を擁し海面漁業漁獲量が同8位であり、イワシや伊勢エビなど全国トップクラスの漁獲水産物も多い。水産加工に必要なしょうゆやみりんの生産地でもあることから、干物などの水産食用加工品生産量は14万2千トンと、新巻きサケやイクラなどの加工品が有名な北海道(15万5千トン)に次いで、全国2位となっている(3位は笹かまぼこ、カキなどの宮城県、4位はサクラエビ、ウナギのかば焼き、黒はんぺんなどの静岡県)。 加工種類別にみると「干物・ひらき」や、保存用などの「塩漬け」の生産量が全国一となっており、本県の水産加工業を牽引(けんいん)している。とりわけ、銚子港で水揚げされたサンマやサバの加工品、九十九里のイワシ加工品、鯨のたれ(天日干し)、東京湾の「海苔(のり)」、鴨川「ひじき」などが千葉のブランドとして知られている。 本県の漁業は江戸時代、干鰯(ほしか)(魚肥
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