自民党有志議員と、日本文化チャンネル桜の水島聡社長らは25日、沖縄県・尖閣諸島の周辺海域に、中国海警局の公船が連日侵入している異常事態を伝えるとともに、同海域で水揚げされた魚を披露する記者会見を国会内で開いた。政府による「尖閣諸島の生態系調査」実施に向けた議員立法の制定を目指す方針を確認するなど、日本の領土・領海、水産資源を守り抜く決意が示された。 「中国公船の領海侵犯は後を絶たない。ついには、中国外交部が『(尖閣諸島の)周辺海域は中国の領海である』などと口にするようになった」 自民党の長尾敬衆院議員は会見でこう語った。隣国への怒りを感じた。 中国公船は25日も接続水域で航行した。海上保安庁の巡視船が確認した。73日連続となり、最長日数を更新した。 山谷えり子元拉致担当相は「国際社会へ真実を発信する運動でも負けてはならない」と述べ、中国の悪しきプロパガンダに対峙(たいじ)する姿勢を明確にし