実は今回、「半ズボンは股下2~3センチなのに、なぜ“半”なのか」っていう疑問で、半ズボンのことを調べていた。あの丈の短さは、どう考えたって“半”なんてもんじゃない。 どうして、あの短さに半という単語があてられたんだろうかと。 調べてみて、僕の常識が間違ってたことに気づいた。 もともと半ズボンは、文字通り、丈が半分だったことを僕は知らなかった。 文化服装学院の朝日真先生に、話を伺った。 「今日では股下2~3センチのズボンも含めて半ズボンと呼んでいますが、この言葉が生まれた明治時代には、足首まであるものを長ズボンとし、膝までのズボンを長ズボンの半分の丈のズボン、つまり半ズボンと呼ぶようになったかと推測されます」 日本でひざ丈の半ズボンは、日清戦争(明治28年)の戦勝ブームの中で流行したとされる。欧米での流行を取り入れた形で、半ズボンの上はセーラー服。この服装は皇族をはじめとする上層階級の子供た
メガネをかけていると、いつの間にか左右同じ側のレンズの同じ場所が常に汚れてしまう……という経験はないだろうか。 特に手で触ったわけでもなく、メガネをかけているだけなのに、気づいたら、いつも同じ場所がぼんやり汚れている。 こういったことはよくあることなのだろうか。あるとしたら、どんな理由? 左右の眼球の凸面の違いによって、大きな目のほうだけレンズに触れてしまうとか? あるいは、左右の目によって呼吸量が違って、曇りやすくなるとか、あるのだろうか。 メガネスーパーに聞いてみた。 「レンズの同じ場所が汚れてしまうというのは、多くはないですが、考えられる現象です。レンズのどの個所に汚れがつくのかによって原因は様々です」(企画統括部・大森さん) 実際に汚れの付着部分を見てみないと断言できないものの、知らない間にレンズが汚れる原因はだいたい3つの理由が考えられるという。 「まず1つ目の理由は、睫毛が触れ
アメトラ(アイビー、プレッピー)、ブリティッシュ・トラッド、フレンチを中心に、着こなしを考える(メンズファッション) 今日は、またユナイテッドアローズ(United Arrows、UA)の栗野宏文さんのコラムから。2プリーツ(ツープリーツ)のチノパンツ(チノパン)について。 District Blog | チノパンツ対決 意外に新しい? チノパンツ(チノパン) 僕がこの業界に入った1970年代末期、日本に初めてチノパンツというものが登場しました。 意外に新しいアイテムなんですね。実は『絵本アイビーボーイ図鑑』にも、「チノパンツ」という言葉は登場していないようです(ざっと見た感じ)。 もっとも、他のコットンパンツは穿かれていたでしょうし、アメリカではもっと前からチノパンツが穿かれていたとは思いますが。ちなみにチノパンツは、元々軍隊で穿かれていたパンツが民間に広まったものみたい。これもミリタリ
寒さも和らぎ、だいぶ過ごしやすくなってきた今日この頃。アウターが無くても大丈夫な季節の到来だ(夜になるとまだ寒いですが)。 となってくると、我が家の洋服内では、スウェットパーカ(以下パーカ)が一気に主役に躍り出る。やはり春先はパーカがドンピシャ。 さて、そのパーカだが、ポケットがついているのはご存知かと思う(ついていないタイプもあります)。ちょうどお腹のあたりにあり、両サイドから手を入れることができるというのもの。 ズボンなどについているポケットとは随分と形状が違うが、このポケットには何を入れているだろうか? 私は手を突っ込む用だと思っている。両サイドがガラ空きで、物を入れると落ちてしまいそうで恐いのだ。何かを入れたままで走ろうものなら、「確実に落ちる」とすら思っている。要するに、物入れとしてはまったく信用していない。 やっぱり、入れるとしたら手に限る。モコモコしてあったかいし。 正式には
エドワード グリーンのサイドゴアブーツ「ニューマーケット」です。スムースレザーの黒でかつソールのコバもあまり張り出していないので、このスタイルの誕生当時の高貴なイメージが色濃く残っていると申してよい一足。ダークスーツ姿でもどうにか履けます。 今回は、サイドゴアブーツを採り上げます。くるぶし周りをピタッと押さえるのが特徴のこの靴ですが、これがまた歴史の変遷を経て別の名称や用途が沢山生まれた奥深い世界なのです!ですので今回も、まずはその辺りを整理しながら話を進めてまいります。 サイドゴアブーツはその歴史と共に名前や用途が変化してきた サイドゴアブーツ(Side Gore Boots)とはその名の通り、足の内外双方のくるぶしの周辺に“Gore”、つまり「マチ」が施されたアンクル~ショート丈のブーツのことを指します。この「マチ」は通常、ゴムを織り込んだ伸縮性のある生地でできていて、靴紐やストラップ
日本で初めて履いたのは黄門様? 水戸市の徳川博物館で、水戸黄門で知られる徳川光圀(1628〜1700年)が所有していた綿の長靴下が、企画展「光圀公のファッション」で展示されている。専門家によると、ひざ下まである靴下は外国製で、日本では最古の「ストッキング」という。 靴下は昭和34年、光圀の墓がある瑞龍山(茨城県常陸太田市)の宝物庫に保存されているのが見つかった。徳川博物館によると、当時の日本に靴下を編む技術はなく、外国人から直接か、大名を通じて献上されたとみられる。 元レッグウエア販売会社社長、鴇田章さん(67)は「英国で約400年前に作られたものではないか。江戸時代の武士は素足で過ごしていたため、光圀公はあまり履かなかっただろうが、保存状態が良いのは驚き」と話す。12月14日まで。
カシミアの表記のご質問ですが、カシミアとカシミヤは、ともにcashmereをスペルにしています。語源はインドのKashmir(カシミール)地方とも、カシミア山羊ともいわれており、私のサイトでは双方を混ぜて理解しております。 もとい「cashmere」の「mere」の部分に「ミア」「ミヤ」のいずれを採用するかによって、2つの訳語が成立するわけです。 これはカタカナ表記の問題で、文部科学省をはじめとする国の教育機関が用語の一般化にあまり力を入れていないために生じる現象です。古くはギリシア、ギリシャ、ギリシァが代表的な問題ですね。 なお、Googleの検索結果では「カシミヤ」の方がヒット数が多いのですが、以上の理由から「カシミヤ」の方が正解だとはいえません(どちらも正解です)。 ざっと以上のようになりますが、お役に立てましたでしょうか!? なお、レッド・ツェッペリンという70年代のロックバンドの
◇キュートに“豹変” 服に小物に…幅広く 秋本番を迎えたストリートでは、ストールやバッグ、ワンピース、ブーツなどさまざまなアイテムで、レオパード(ヒョウ)柄を中心にアニマル柄が大流行している。ファーの帽子やストールの人気も高く、サファリのような野性味を感じる。 ★ルーツは王侯貴族 アニマル柄とは、レオパードやタイガー(トラ)、ゼブラ(シマウマ)、ホルスタイン(乳牛)など、しまや斑点に特徴がある動物の毛皮を模した柄のことだ。 そのルーツは本物の毛皮。例えば、ヨーロッパの王侯貴族が着用した白いアーミン(イタチの一種)の毛皮は、尾の端毛のみが黒く、これが点模様となる。ガウン1着に数百匹ものアーミンが用いられた。点模様が多いほどたくさん使ったことが分かるという、大変に贅沢(ぜいたく)なアニマル柄だった。 毛皮からプリントになったのは50年代。フランスのデザイナー、クリスチャン・ディオールやジバンシ
ここでは角帯(かくおび)を使って、貝ノ口(かいのくち)結びをやってみましょう。 ■帯の端から30~35cmくらいの長さを、谷折りに折りたたんでしまいます。(横から見ると、ちょうどV字になるように。) この部分を手先と言います。 ■折り目の端の部分を、先ほどの臍下丹田(おへその下5cmくらいのところ)に当てて、帯を身体に巻きつけていきます。 ■このときのコツ… ●幅の細い角帯で、先ほど結んだ腰紐を隠すようにするんですから、さっきも書いたように、腰紐の位置がとても大事なのです。 「あ、あれ?腰紐の位置…って。どこだっけ…?」 って方は、先ほどのページに戻って、きちんと確認してください。 まだやり直しはききます。落ち着いて!(^^ゞ ■帯を二度巻きします。 角帯の『余り』を処理する。 ■帯を二度巻きしても、普通の体型の方は、まだかなり余るはず。 余分な分を折り返して、しまい込んでしまいます。(タ
皆様こんにちは! ____ / \ /\ キリッ . / (ー) (ー)\ / ⌒(__人__)⌒ \ | |r┬-| | \ `ー'´ / ノ \ /´ ヽ | l \ ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、. ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒)) おとといのブログの記事の中で、 > あっ!そうそう! > ガーターベルトって、パンツの中に紐がくるんですか? > パンツの外に紐がくるんですか? > おしえてえらい人!(・∀・)ノ゛ と、なんとなーく書き込んでみたのですが、この案件に関してたくさんのメールをいただきましたw 先にガーター+タイツorストッキングを装備して、その後ショーツを装備します。 紐はショ
それはジーンズのインチ表記。 この前、女性用ジーンズのサイズを見たとき、おやっ? と思った。インチ表記とともに書かれてるセンチメートル表記がなんかおかしい。 『29インチ ウエスト63cm』 あれっ、計算が合わない。29×2.54=73.66だから、29インチって73〜74センチのはず。男性用ジーンズの29インチは、計算した通り73センチって書いてあるのに……。 でもそのジーンズが間違ってるわけじゃなく、女性用ジーンズはどれも似たようなサイズ設定。他のインチ数でも、男性用より約10センチ小さい。 どうしてこんな混乱する表記になってるんだろう? 日本ジーンズ協議会に話を伺った。 「男女のジーンズのインチ数は、ヒップの大きさで統一されているため、ウエストに差が出ています。例えば女性はウエスト63センチでも、ヒップが大きいことから本来(男性用)の25インチ(ウエスト63センチ、ヒップ81センチ)
日本人が最初に洋服らしきものを見たのは、文献によりますと1543年(天文12年)に、ポルトガル商船アバイス号が嵐のために薩摩の南方にある種子島に漂着したときに、船員達が洋服らしきものを着ていたのを、助けた漁師達が見たのが最初であろうと言われております。その時に助けてもらったお礼の一つとして、船員達が着ていた洋服を置き土産として置いていったのを、漁師達が手にしたのが最初であろうと考えられます。 それを貰った種子島の領主(網元 船屋源兵衛)が、薩摩藩主 島津侯に献上したと記されております。もちろんその当時は、洋服とか背広の呼称がわからないので、殿様が大名達に「一体、これは何と言うものか」と申しつけたところ、色々な意見が出され、今で言うズボンには、折り目など付いておりませんので、「これは筒つ包でごわす」と、また胴衣(上衣)は、釦を止めると袋に見える(この時の上衣は詰め襟のような型であった)の
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