3日から国立劇場で上演されている「開幕驚奇復讐譚(かいまくきょうきあだうちものがたり)」で、尾上菊五郎(69)はレディー・ガガをイメージした衣装を取り入れている。 国立劇場によると菊五郎は、東日本大震災に対するレディー・ガガの迅速な救援活動に刺激された。レディー・ガガは海外有名人のなかでもいち早く日本支援を呼びかけた1人。6月には被災地復興支援イベント「MTVビデオ・ミュージック・エイド・ジャパン」に出演した。 菊五郎はレディー・ガガの写真が掲載された雑誌数冊を見比べて、最終的な決定をしたという。演じる3役のうち仙女役で銀の着物を着て、同系色で化粧をする。頭には稲妻を思わせる飾りをかぶる。 歌舞伎は、高齢者はともかく若者の関心を集められずにいる。国立劇場は、レディー・ガガ風の衣装を使う決定について、若者だけを狙ったわけではなく、あらゆる観客を楽しませるためだとしている。 歌舞伎はこれまでに