フランス南西部ボルドーで開催中だったフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦フランス杯に出場していた日本選手団が16日、成田空港に帰国した。 13日夜に起きたパリの同時多発テロの影響で14日に大会の中止が決まっていた。予定を1日繰り上げ、パリ経由も変更し、ボルドーからローマへ空路で移動し、日本へ無事に到着した。空港で取材に応じた宇野昌磨(17=中京大中京高)は「フリーがなくなったことより、たくさんの方が犠牲になられたことのほうが言葉がない」と神妙な面持ちで振り返った。村上佳菜子(21)は「体調は大丈夫です。動揺はしましたが、そのほうが(中止になったほうが)良かった。気持ちを切り替えて、次は次として調整したい」と述べた。