文=松原孝臣 写真=積紫乃 フィギュアスケートにおいて重要な役割を担う振付師。ジャンプなどの技術の難易度が上がる中、どのように振付し、芸術性を加えていくのか? 数々のトップスケーターの振付を担当する宮本賢二さんに、振付の作り方や教え方、振付師になったばかりの頃や選手との思い出など、貴重な話をうかがいました。 選手がよりよく見えるように フィギュアスケートにおいて、重要な役割を果たしている人がいる。「振付師」である。 フィギュアスケートは、まず何かしらの曲が前提としてあり、その上で選手は演技する。曲に合わせてどのような動作をするのか、世界観を築くのか、そのために振付師は欠かせない。 ただ、動作を振り付ければいいわけではない。 「規定のジャンプやスピン、ステップなどがありますが、それを曲と合わせて踊るようにつなげるのが振付師の仕事です。ただ走って跳んで、というわけではありません。エキシビション
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