現役時代は2014年ソチ五輪で5位、世界選手権銀メダルを獲得し、“氷上の哲学者”と称された町田樹。今年2月の北京五輪ではフィギュアスケート競技の解説も務め、丁寧な語り口に注目が集まった。その町田が引退後の2020年から企画・構成・演出を行う冠番組があるのをご存知だろうか。本記事では自身のこだわりを詰め込んだ冠番組と解説・キャスター業について話を聞いた。<全2回の1回目/第2回は#2へ> 2014年の引退後、町田樹はプロスケーターとなった。一方でスポーツ科学の研究の道に進み、現在は国学院大学で助教を務めている。さらには振り付けの活動も行い、北京五輪をはじめ数々の中継で解説を務めた。 アスリートは引退した後、それぞれにセカンドキャリアを歩んでいくが、これほど多彩な顔を持つケースは少ない。2018年のプロスケーター引退後も「マルチタレント」のようにさまざまな活動をする町田だが、それを可能にしてい
![解説者で振付師で研究者、町田樹が出演冠番組の企画と構成まで行っていた!「一見するとマルチタレントのようかもしれないが、そうではない」(松原孝臣)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ac34831d277f15d5f5bfeff59d204a6911ea6f0b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2F7%2F-%2Fimg_47d743c666bec38d0f7cc3b295f1e1d962519.jpg)