フィリピンから羽ばたく=羽生に憧れる17歳〔五輪・フィギュア〕 男子ショートプログラムで演技するマイケルクリスティアン・マルティネス=13日、ロシア・ソチ(EPA=時事) 【ソチ時事】ソチ五輪にフィリピンからただ一人参加した、フィギュアスケート男子のマイケルクリスティアン・マルティネスが戦いを終えた。金メダルの羽生結弦(ANA)に憧れる17歳。「すごい経験ができた」と目を輝かせた。 ショートプログラム(SP)でシーズンベストを更新して上位24人によるフリーに進み、最終的には19位。得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や柔軟性を生かしたスピンで観衆を沸かせ、豊かな将来性も示した。 SPの曲は「ロミオとジュリエット」。羽生のフリーと同じだ。ぜんそくの持病があるところも共通する。どことなく髪形も似ているが、「まねをしているわけではないよ」とほほ笑む。今後は4回転ジャンプの習得にも取り組