フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、ロシア杯で初優勝を飾った東北高2年の羽生結弦(はにゅうゆづる)選手(16)が29日、大会を終えてロシアから帰仙した。仙台空港には同校の教員や生徒ら約100人が駆けつけ、快挙を祝福した=写真=。 空港出口には羽生選手の同級生らが「祝 ロシア杯優勝」と書かれた巨大横断幕を掲げて待機。羽生選手が現れると、全員で「おめでとう」と声をかけ、拍手で出迎えた。 フィギュアスケート部の後輩から花束を受け取るなど、手厚い歓待を受けた羽生選手は「こんなに盛大に祝ってもらえて本当にうれしい。今度こそ4回転ジャンプを決めて、GPファイナルでも優勝したい」と金メダルを手に笑顔で話した。羽生選手は来月、同シリーズの上位6選手のみが出場するGPファイナル(カナダ)に初出場する。