このドキュメントでは組込み Linux 開発用 CPU ボード Bishop でカーネルレベルのプロファイリングを行う手順として、 最もシンプルな readprofile と今後 Linux カーネルの標準的なプロファイラとなると思われる OProfile の 簡単な使用方法を紹介します。 1. readprofile1.1. 概要Linuxカーネルに標準で含まれるシンプルなプロファイラ (kernel/profile.c) は tick 毎に実行アドレスを カーネル内部のプロファイリングバッファに保持します。 このバッファは仮想ファイル /proc/profile を通じてユーザ空間からアクセスできますが、 /proc/profile はバイナリファイルであるためそのままでは読めません。 readprofile は /proc/profile を可読化するために使用されるツールです。1.