こんにちは。モバイルエンジニアの@daisukefujiです。 少し前になりますが、WWDC 2017 にてH.265/high-efficiency video coding(HEVC) のサポートが発表されました。 iOS デベロッパーの方はご存知だと思いますが App Store審査ガイドライン に以下のビデオストリーミングコンテンツについての規定があります。 2.5.7 携帯電話ネットワークを介した10分以上のビデオストリーミングコンテンツにはHTTP Live Streamingを使用し、ベースラインの192 kbpsのHTTPライブストリーミングを含める必要があります。 ここで唐突に「ベースライン」という用語が使われていますが、これは「H.264 Baseline profile」もしくは「MPEG-4 Part 10 Advanced Video Coding の Basel
最近、注目されている次世代のストリーミング転送技術であるSRT Secure Reliable Transportはご存じでしょうか? SRTとは、ビデオストリームを暗号化(Secure)、重大なパケット損失から回復する(Reliable)、変化するネットワーク条件に動的に適応する(Transport)の3つに力を入れている技術です。 元々、SRTは米Haivision社が開発した技術で、現在は米Wowza社とSRT Allianceを結成し、更なる普及を目指しています。現在、SRTはHaivisionの製品やWowza Streaming Engineなどで利用できます。 現在主流のストリーミングフォーマットとしては、RTMPがありますが、プロトコル上の制約により、大容量の配信には不向きだったり、遅延の問題などがありました。 SRTの大きな特徴として、TCPではなく、UDPを拡張したUD
久しぶりに配信のネタ つい先日、YouTube Liveに超低遅延モードというのが追加されましたが、これは一体どういう仕組みなのかを追いかけて考察してみる これまでの配信を振り返る 低遅延という話を聞くと、RTMPを思い出すわけですが、RTMPによる配信はほぼ無くなりつつあります とはいえ、低遅延の需要というのは一定数あり続けるわけです ですが昨今の配信では30秒以上の遅延を伴うHTTPを使った方式がライブ配信では一般的になっています AbemaTVしかり、これまでのYouTubeしかり 超低遅延モードの仕組み まず、超低遅延モードを使用した場合は最短で約2.0秒で配信する事が出来ます 私なりに色々と試行錯誤をして超低遅延モードで流れている映像のGOP構造を解析してみました その結果、超低遅延モードでの配信はMPEG-DASHによって行われており、GOP構造に特殊な細工がされている事が分か
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