ニュースを見ていてもたってもいられなくて書き上げました。かなり荒い考察ですが、読んで頂けると嬉しいです。 ナイジェリア北部において女子生徒200人を連れ去り、なおも過激な襲撃を続けるテロ組織ボコ・ハラム。「ボコ」はハウサ語で「偽りの」、「ハラム」はアラビア語で「禁止」を意味することからイスラム教の教えに反する教育=西洋式の教育禁止という意味になるといいます(高橋和夫「ナイジェリアでの女子生徒集団拉致事件」)。彼らは人質を「奴隷」として売り払うという脅迫を続けているそうです。 この事件の発端は貧しい北部のイスラム教徒による政府への攻撃、と捉えられがちですが、根本をたどっていくと現在のナイジェリアが形成されるに至った長い歴史をみつめ直さなければならない気がします。 ナイジェリアには100以上の民族が暮らしていますが、北部のハウサ人、南西部のヨルバ人、南東部のイボ人が全体の6割を占めるといわれて