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書評と歴史に関するemiladamasのブックマーク (17)

  • ヒストリエの副読本は最古の偉人伝 / “英雄伝” - 本しゃぶり

    英雄伝 (叢書アレクサンドリア図書館) 作者:ネポス国文社Amazon 英雄と呼ばれる将軍がずらずらと紹介される世界最古の偉人伝。 どっちも登場 / ヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)より 戦術書 (叢書アレクサンドリア図書館 (6))を買ったら薦められ、ついでと思い買ってみたらこれが意外に面白い。古代ギリシャからローマにかけての将軍について、それぞれの逸話とそれに伴う教訓が書かれている。 登場する人物の多くは日では馴染みのない者だが、読めばなぜ取り上げられたか納得できる。どいつもこいつも敵を打ち破り、都市を攻略し、地域を平定する。ウェイバー・ベルベットの言葉を借りれば「こいつら……一騎一騎がサーヴァントだ……」というやつだ。歴史的資料としての価値は微妙らしいが、物語としての価値はある。 そして読んで思った。『ヒストリエ』読んでいてよかった。 概要 ざっくりながらもこのについての背

    ヒストリエの副読本は最古の偉人伝 / “英雄伝” - 本しゃぶり
  • 本の記事 : 房総の伊勢信仰、時代により変遷 千葉県神社庁が出版 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    伊勢神宮(三重県)で20年に一度の式年遷宮が今年行われたのをきっかけに、県神社庁(杉山林継庁長)が「房総の伊勢信仰」(雄山閣)を出版した。神職たちが5年がかりで県内各地の神社と伊勢信仰とのかかわりの歴史や現状を調査しまとめたものだ。 県神社庁には約3150の神社が加わっており、その中で伊勢と同じ天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭る神明神社は107ある。200を超えている八幡神社には及ばないが、他県に比べれば神明神社の比率は高いはずだと杉山庁長と分析し、「調査の結果、黒潮で結ばれた紀伊半島との深いつながりが見えてきました。和歌山が発祥の熊野神社も房総には多く、この二つを合わせれば県内最大勢力です」と説明する。 宗教考古学が専門で国学院大学名誉教授でもある杉山庁長によると、戦いに明け暮れた中世には、どこかに力の強い神様がいると聞くと、それにあやかりたいとその神様を祭る神社が建てられたという。

    本の記事 : 房総の伊勢信仰、時代により変遷 千葉県神社庁が出版 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • kousyoublog.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

  • 「土の文明史」はスゴ本

    土壌の肥沃さと土壌浸から歴史をとらえなおす快著。文明の発展は土壌の搾取と放棄のくり返しによるものだということが分かる。 ■ 結論 書のシンプルな結論を図で説明する(p.17より引用)。「土」はもっとも正当に評価されていない、かつ、もっとも軽んじられた、それでいて欠くことのできない天然資源である。肥沃な土壌は、地下からの岩石の風化と地表での侵、およびその間の微生物・昆虫・ミミズなどの生物と植物類の生態系のバランスの上に成り立っている。あらゆる文明の興亡は、「いつこの土壌を使い尽くすか」「肥沃度をどのように保(も)たせるか」に依拠する。土壌の生成を上回るペースで浸を加速させる農業慣行により、肥沃な土壌を失ったときが、文明の滅ぶときである。つまり、土の寿命こそ文明の寿命なのだ。 ■ 超広角で大深度で人類史的な視座 環境破壊が歴史を変えた着眼点に「土」をもってくるところがユニークだ。しかも

    「土の文明史」はスゴ本
    emiladamas
    emiladamas 2013/07/14
    近現代の欧州および北米の歴史は、土壌流出のアウトソーシングの歴史だといっていい。ヨーロッパは繰り返される飢餓問題を、食料を輸入し人間を輸出することで解決した。言い換えると、ヨーロッパは食糧生産をアウト
  • 『せめぎあう地域と軍隊-「末端」「周辺」軍都・高田の模索』河西英通(岩波書店) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「軍隊が在駐している時に「軍都」は経済的に安定し、外征している時に「軍都」は危機に直面した」。つまり戦争のない平時に、多くの兵士をかかえる地方都市は、兵士の消費によってうるおうが、戦争になって兵士が戦場に行けば、とたんに経済は収縮して地方都市はさびれる。この軍隊と地域(地方都市)のパラドクスを、新潟県高田を例に考察しようとするのが、書である。 表紙見返しには、つぎのように書かれている。「一九二五年の第一三師団廃止の後、連隊区司令部以下の所在する「末端」「周縁」軍都となった新潟県高田市(現上越市)。満洲事変、廬溝橋事件を経て、一九四一年の対米英開戦に向けて社会における軍事の比重が次第に増してゆく中、軍からの自立と、軍による振興との間で揺れ動き続けた高田の模索を通じて、日の軍都の特質を描き出す」。 「日近代史研究において、軍事史は近年、急速に活性化・拡大化を見せ」、

    『せめぎあう地域と軍隊-「末端」「周辺」軍都・高田の模索』河西英通(岩波書店) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • nix in desertis:『文明崩壊(ジャレド・ダイアモンド)』で気になったところ

    書評自体はこちら。私の指摘が合っているという自信もあまりないので,正誤表というよりは「ひとまず私が気になったところ」を列挙しておいた。読者からのさらなる指摘を待ちたい。論がひっくり返りかねないものから定訳でないものの指摘まで,とりあえず並べておいた。ページ数は文庫版に準拠,第三刷で見ている。引用文中の強調は全てブログ主による。 上巻 p.39 「ギリシアのミュケナイ文明や青銅時代地中海沿岸社会の滅亡と”海の人”の侵入」 → 定訳は”海の民”である。というよりも海の人という表記は初めて見た。この表記で,途端に書の訳に対する信用が下がったのだが,上巻ではこの種の翻訳ミスが意外と少なかった。 p.358 「ヴァイキング自身の言語(古ノルド語)でも,呼び名の語源となった”ヴィーキンガー”という単語は”襲撃者”を意味する」 → 自分の言語学は全くの専門外だが,ヴァイキングの語源は古ノルド語の「入り

  • 平成24年に出た東欧史関連文献 - Danas je lep dan.

    もう3月に入ってしまったということが信じられないが(ついこのあいだ年が明けたばかりだというのに!),このタイミングで去年出た東欧および隣接する諸地域の歴史についての日語書籍の中でわたしがチェックし得たものを紹介してみようと思う。 以下のエントリで取り上げたについては取り上げないのであしからず。 「帝国」の想像力――『オスマン帝国と立憲政』『ロシア・シオニズムの想像力』の射程 - Danas je lep dan. ヨーグルトが育むナショナリズム――マリア・ヨトヴァ『ヨーグルトとブルガリア』について - Danas je lep dan. 『ハプスブルク君主国1765-1918』『「イタリア」誕生の物語』読書メモ - Danas je lep dan. 『西洋史学の先駆者たち』『英連邦』読書メモ - Danas je lep dan. スターリン期の大量死の評価をめぐって――ノーマン・ネ

    emiladamas
    emiladamas 2013/03/08
    こういう本を見かける度に新書か選書ぐらいの簡易版も出たらなと思ってしまう。おとなしく新書・選書の棚を見てろという話だが
  • Interview:大岡優一郎さん 東京裁判で無罪主張 「忘れられた判事」めぐり新刊- 毎日jp(毎日新聞)

    emiladamas
    emiladamas 2013/02/09
    『東京裁判 フランス人判事の無罪論』(文春新書)
  • もう、辞めたい・・・。心優しき『戦国の貧乏天皇』 - HONZ

    なかなか刺激的なタイトルだ。 わずか7文字の中に、知的好奇心を刺激してやまない「違和感」が内包されている。 まず「戦国」と「天皇」がうまく結びつかない。日史で習った天皇を思いつくままに挙げてみても、古代であれば神武、推古、聖武、桓武といった有名ドコロがすぐに浮かぶし、中世になると、後に院政を敷いたことで知られる白河、鳥羽といったあたりが思い出される。しかし、その後となると、多くの人にとって耳馴染みがあるのは後醍醐天皇くらいで、建武の新政が崩壊して室町時代に入ってくると、その頃の天皇の名前はほとんど知らないのではないだろうか。 そして「貧乏」と「天皇」も、同じように結びつかない。鎌倉幕府の誕生以降、武家統治の時代が長かったのは事実としても、やはり天皇は一貫して日史の中心にいたはずだ。武家の時代にあっても、たとえば征夷大将軍の任命権限を持っていたのは天皇だ。要するに、武家にとっても天皇の権

    もう、辞めたい・・・。心優しき『戦国の貧乏天皇』 - HONZ
    emiladamas
    emiladamas 2012/12/06
    ヴァレンヌ事件を思い出したり
  • 今週の本棚:加藤陽子・評 『中国革命と軍隊』=阿南友亮・著- 毎日jp(毎日新聞)

    (慶應義塾大学出版会・7140円) ◇共産党軍の“黎明”から現代中国を考える 日による尖閣諸島国有化を機に、中国では反日デモの嵐が吹き荒れた。この間、メディアの報道を注視していて気づいたことがある。『ニューヨーク・タイムズ』はじめ多くのメディアは、デモ過激化の要因につき、日中それぞれが主張する歴史的経緯や国際法的な見地からの分析や解説をおこなわなかった。それに代えて、中国共産党指導部内部の対立、具体的には、習近平副主席の権力基盤の不安定性から説明していたことに注意を惹(ひ)かれた。 そのような搦(から)め手からの説明がなされるとき、次の国家主席とされる習近平を支える重要な政治勢力として常に言及されていたのが、中国人民解放軍の存在だった。中国において党・軍・社会の三者が形づくる関係は、政治制度を異にする日にとって、まことに理解しにくいものではある。だが、資源の安定的確保と海洋航行の自由度

  • 本の記事 : 外村大「朝鮮人強制連行」が示す今に続く差別 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    「『国益』を語る意見にも意味はあるでしょうが、『人間としての共感』を大切にする視点も必要だと思います」と話す外村大さん 植民地、そして戦争――歴史をめぐる対立が東アジアでまた熱を帯びている。先鋭的な政治問題となったテーマに、歴史学は有意義に“介入”できるのか。日近現代史研究者の外村大(とのむらまさる)・東京大学准教授(46)が今春発表した『朝鮮人強制連行』(岩波新書)は、一つの可能性を示している。 1939~45年に帝国日の政策として進められた、朝鮮民衆に対する労務動員。戦争遂行のための施策で、動員された人の多くは内地日の炭鉱に送られた。「強制性は無かった」という主張が一部にある中、外村は書名に「強制連行」を掲げた。 「研究者の基に立ち返ろうと、約6年かけて関連史料を一から読み直してみました。結論として、政策全体として見て強制性があったのは明らかだった」 執筆のきっかけは、編集者か

    本の記事 : 外村大「朝鮮人強制連行」が示す今に続く差別 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 小島毅『靖国史観』 - Living, Loving, Thinking, Again

    靖国史観―幕末維新という深淵 (ちくま新書) 作者: 小島毅出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/04メディア: 新書購入: 3人 クリック: 51回この商品を含むブログ (37件) を見る 小島毅氏の『靖国史観』を読了したのは既に1か月くらい前。 はじめに 第一章 国体 第二章 英霊 第三章 維新 おわりに あとがき 参考文献一覧 書の主張は「はじめに」で述べられた 「靖国神社の思想的根拠は(神道というよりは)儒教にある」。これが私の学説である。そして、靖国神社が国際問題として扱われることを憂慮し、そもそもの起源においてそれが国内問題であったことを、いまあらためて声を大にして訴えていくこと。それが現代日に生きる儒教思想研究者としての使命であると、近年強く感じるようになった。(p.9)ということに要約されるのであろう。また、高橋哲哉氏の『靖国問題』に言及して、 高橋氏の議論は

    小島毅『靖国史観』 - Living, Loving, Thinking, Again
  • 「TVアニメ25年史」 「劇場アニメ70年史」 - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室

    編 者: アニメージュ編集部 出版社: 徳間書店 刊行年: 1988年、1989年 「劇場アニメ70年史」は翌年刊行となったが、実質2巻セットの作品事典で、先に紹介した「日アニメーション映画史」に次ぐ、日アニメーション研究の基図書の一つ。 どちらも、A4判タテの判型で、1ページを4区分し、1区分で1作品を紹介している。掲載されている1作品あたりの情報は、画像1点、公開年月日または放映年月日、あらすじ、作品解説、スタッフ名が基で、限られた紙面を最大限活用して、充実した内容となっている。 「TVアニメ」は、文字通り『鉄腕アトム』(1963)以降から刊行年に至るテレビアニメを扱っているが、掲載第1作品は『アトム』ではなく、前々年におとぎプロダクションが制作した『インスタント・ヒストリー』になっているあたり、実質的な編集長を務めた、完璧主義の原口正宏らしい。 「劇場アニメ」のほうは3部に分

    「TVアニメ25年史」 「劇場アニメ70年史」 - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室
    emiladamas
    emiladamas 2010/05/09
    懐かしい。子どもの頃に近所の図書館で何度も読んだ。
  • 田中克彦「ノモンハン戦争」(岩波新書) - mmpoloの日記

    新聞に載っている岩波書店の今月の新刊の広告に、岩波新書で「ノモンハン戦争」というのがあった。あれってノモンハン事件じゃなかったっけ、くらいに思ったがとりたてて読みたいとは思わなかった。でも一応著者を確認したら田中克彦だった。モンゴル語が専門の言語学者で、田中のどのも興味深く読んできた。ほとんどすべての著書を読んできただろう。そういう著者は、ほかにスパイ小説のジョン・ル・カレ、ポーランドのSF作家のスタニスワフ・レム、作家の金井美恵子、画家でエッセイストの野見山暁治など数える程度だ。 仮にノモンハンだって、田中克彦が書いているのなら読むに決まっている。そしたら、朝日新聞の6月25日夕刊に「ノモンハン戦争とは何だったのか、奪われた民族統合の夢」と題された田中克彦の署名原稿が掲載された。 ここに1枚の写真がある。左に見えるのは満洲国の、右はモンゴル人民共和国の国旗である。撮影された日付は、19

    田中克彦「ノモンハン戦争」(岩波新書) - mmpoloの日記
  • 戸川点「安倍頼良・貞任――前九年合戦の群像」 - 夜盗虫の朝寝坊

  • 『皇軍兵士の日常生活』 - Apeman’s diary

    一ノ瀬俊也、『皇軍兵士の日常生活』、講談社現代新書 帯の惹句は「軍隊という格差社会をどう生きたのか? 徴兵・手当・事から死亡通知まで」。興味深いのは「はじめに」で語られている書執筆の動機の一つに、「丸山真男をひっぱたきたい」があげられていること。日近現代史研究でも近年、戦争による「強制的同質化」という概念が提起されていること、そして「マクロの視点から見たときそうした説はおそらくまちがってはいない」としたうえで、「戦争や徴兵が社会を「平等化」させる魔法の杖のように思われている節はないだろうか」「戦時下の日社会には徴兵制がもたらした人びとの生と死をめぐる「不平等」、「不公平」が蔓延しており、誰もそれを助けようとしなかった」(原文のルビを省略)という問題提起がなされている(もう一つの課題は「昭和の人びとが徴兵され、兵士になっていく過程を(…)制度と心情の両面から、(…)明らかにすること」

    『皇軍兵士の日常生活』 - Apeman’s diary
  • 『北海道の捕虜収容所』 - Apeman’s diary

    白戸仁康、『北海道の捕虜収容所 もう一つの戦争責任』、道新選書 しばらく前に読者の方からメールを頂戴して推薦していただいたのだが、関西在住なもので北海道新聞社の刊行する道新選書はなかなか店頭にみあたらず、通販で取り寄せたものの今度は選書というフォーマットから予期したよりもずっと分厚い(物理的にも、内容的にも)だったのでなかなかとりくむ時間がとれなかったのだが、ようやく読了。コメント欄ではなくメールでご連絡いただいたことに鑑みてお名前(ハンドル)は申しあげませんが、その節はありがとうございました。 さて書は函館俘虜収容所をその開設(公式には42年12月26日、それ以前から日に到着していた捕虜を「仮収容」してはいた)から廃止までの期間にわたって、また捕虜の移送、事や医療を含めた収容所生活の実態、炭坑等での労働、監視員等による虐待および収容所幹部のそれに対する対応、捕虜の帰国、戦犯裁判等

    『北海道の捕虜収容所』 - Apeman’s diary
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