ウクライナでヤヌコビッチ政権が崩壊して野党主導の急激な変革が進む中、同国南部クリミア自治共和国で25日、数百人の親ロシア派グループが共和国首都シンフェロポリの議会庁舎を取り囲み、同共和国がウクライナから独立し、ロシアに帰属することの是非を問う住民投票の実施を求めた。地元通信社が伝えた。 クリミア半島は帝政時代にロシアに併合されたが、旧ソ連時代の1950年代にウクライナに移管。人口の過半数がロシア人で、ロシアへの帰属意識が強い。 報道によると、親ロシア派グループは共和国議会の議長に対し、臨時議会を開いて同共和国のウクライナへの帰属を拒否する通告を行うことも求めた。