第1回投票で極右躍進=オランド政権に打撃−仏地方選 【パリ時事】フランスで23日、約3万6000自治体の首長を選ぶ統一地方選の第1回投票が行われた。経済のグローバル化に伴う失業率の高止まりを受けて左派のオランド社会党政権に対する国民の不満が高まる中、欧州統合反対を掲げる極右勢力の「国民戦線(FN)」が躍進。20%前後の低支持率に悩む政権に「大打撃」(ルモンド紙)を与える結果となった。 統一選では、どの候補も有効投票の過半数を獲得できなかった場合、30日に決選投票を行う。現職首長のいないFNは北部の炭鉱の町で当選を決めたほか、南部のアビニョンなど複数の自治体で首位を獲得。2008年の前回は1%に満たなかった得票率を4%超に伸ばし、ルペン党首は「予想外の成果だ」と宣言した。(2014/03/24-10:27)