生麩のまんじゅう、笹巻あんぷの歴史 高野山のお土産として有名な麩の歴史は古く、大和朝時代に遡り僧が中国より伝えたといわれています。元来「あんぷ」とは、こしあんを生麩で包んだまんじゅうのことを言います。特別な意味があるわけではないのですが、代々受け継がれてきた高野山のお土産商品です。 生麩のまんじゅう「笹巻あんぷ」は、よもぎを混ぜた麩の中にあんを入れ、さらに熊笹で包んだものです。 六月~八月に採れた柔らかくて若い熊笹の葉は、太陽の恵みを受けたものだけが発する生命体の色艶と匂いを持ち合わせています。 笹巻あんぷ(生麩のまんじゅう)は、結びをとくと、その特有の香りが鼻先をかすめ、霊場高野のピンと張り詰めた空気が伝わってきます。 自然の香りと昔からの製法、こだわりのある材料で作られた笹巻あんぷ(生麩のまんじゅう)を是非ご賞味下さい。 高野山にお立ち寄りになった際には、そんな、歴史を感じることのでき