中国の崔天凱駐米大使は安倍総理大臣の靖国神社参拝について、安倍総理の「歴史認識を映し出したものだ」と述べて批判するとともに、アメリカは中国と歩調を合わせて日本に対し厳しい立場を示すべきだと迫りました。 ワシントンの中国大使館によりますと、崔大使は3日、中国人記者などを集めた会見で、安倍総理大臣の靖国神社参拝を取り上げ、「参拝はたまたま行われたのではなく、明確な政治的な意図を込めた行為だった」と述べました。 そして、「参拝は、歴史認識や政治的傾向、それに政策の方向性を映し出したものだ」と述べ、先の大戦の結果を受け入れるのか、また、戦後の国際秩序を守っていくのかなどに関わる問題だとして批判しました。 そのうえで「アメリカや中国などは、先の大戦の戦勝国だ。仮に日本のある人物がその結果を覆し、再び当時の道を歩もうとすることはアメリカの国益にならない」と述べ、アメリカは中国と歩調を合わせて日本に対し