地震のメカニズムに詳しい東京大学の阿部勝征名誉教授は「今回の地震はフィリピン海プレートに沈み込む太平洋プレートの先端で起きたとみられる。地震の揺れがプレートに沿って伝わったため、あまり弱まらずに震源から離れた関東で震度が大きくなった。このエリアでは、時折地下深くを震源とするマグニチュード6クラスの地震が起きることはあるが、マグニチュード8クラスだとすると、観測が始まって以来の最大クラスの地震だ。ただ非常に深い場所で起きているので、過去の観測結果から、余震は起こりにくいと考えられる」と話しています。