2017年03月12日 菌園で暮らすフックラノミバエ発見! 八重山諸島に生息するタイワンシロアリは、菌を育てて収穫と農業をするシロアリです。 キノコ栽培は他の雑菌が混入しないように無菌で行うなど、人間でも苦労する作業なのに、それを野外の土の中で小さな虫が行っているというのは本当にすごいことですね。 地下20〜30cmに作られる菌園。 菌園は小さいもので直径数㎝、大きなものだと30cm近くにもなります。 菌園が作られる部屋は、ただ穴を掘っただけの空間ではなく、壁面を泥で固めて隙間なくツルツルの壁が作られていて、菌園と壁には必ず空間があります。 湿度や温度も、菌にとって最適の条件が作られているのでしょう。 菌園を拡大すると、所々に白い菌の塊が見えます。 そんなシロアリが育てている菌園には、様々な好白蟻性生物が同居をしています。 面白いのはハエとは思えない姿をしているシロアリノミバエの仲間。 昨
2013年02月28日 『アリの巣の生きもの図鑑』 東海大学出版会より『アリの巣の生きもの図鑑』が出版されました。 その名の通り、アリと関係を持つ生物だけを紹介しています。 一部、シロアリと関係を持つ好白蟻性(こうはくぎせい)昆虫も紹介されています。 日本に生息する好蟻性(こうぎせい)生物たちを紹介した前代未聞の図鑑で、アリヅカコオロギ、アリヅカムシ、アリノスアブなどの知名度の高い虫から(紹介されている種類は、この本が初のものが多数)、寄生虫、ダニ、ワラジムシ、ヤスデなど、ありとあらゆるアリと関係を持つ生物たち、合計44科166種もがカラー写真で紹介されています。 この166種の虫たちの多くは、おそらくほとんどの人たちが見たこともない虫ばかりです。 私たちの足元の地中では、アリと虫たちの驚くべき関係があるのです。 しかも、これらの好蟻性生物たちは、発見する事はもちろんですが、地中という暗闇
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